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レーヴディソールは、まさにクラシックまっしぐらの凄い逸材に違いないぞ!!


 それはそれはケタ違いの強さでした。後方で展開し、直線外に出すと抜群の伸び脚と破壊力で、ゴール前一気に捉えて優勝。2歳牝馬の決定戦「阪神ジュベナイルF」は、この日、圧倒的な1・6倍の1番人気に支持されたレーヴディソールが、多くのファンの期待に応えて堂々のGI制覇。
 当初、顔ぶれとキャリアから流れが速くなるのでは・・と、思われていましたが、ピュアオパールが主導権を取ったものの、直後で続いた先行各馬が牽制し合って、逆に流れが極端に遅くなってしまいました。前半3ハロンが35秒8で、ウオッカやトールポピーが優勝した年よりも1秒4も遅いタイム。
 しかも、この後が12秒7-12秒7で、半マイル、800m通過が48秒5。1000m通過が61秒2という、GIのマイル戦としては極端に遅い、まるで未勝利クラスの流れ。ゆえにラスト34秒5の前で対応している馬には有利な展開でしたが、優勝したレーヴディソールにはまったく問題なし。直線で外に出すと、まさに次元の違う末脚で一気に抜き去りました。自身のラスト3ハロンはメンバー中、最速の33秒9のパンチ力を披露。この瞬発力がこの馬の最大のセールスポイントです。
3歳上の姉のレーヴダムールは新馬勝ちし、2戦目で阪神ジュベナイルFに挑戦。トールポピーと首差の2着と能力の高いことを実証。兄のアプレザンレーヴ、レーヴドリアンともにクラシック級の逸材として世代を代表。父は大人気のアグネスタキオン。もう桜花賞へまっしぐらでしょう。
 2着のホエールキャプチャはファンタジーSで直線凄い脚で写真判定の3着。少し武豊騎手がのんびり構えていたせいか脚を余した印象で勢いは一番でした。今回は流れを遅いと読んだ手替わりした池添騎手が好位置を追走。経済コースを利してしぶとく伸びて来ました。
 3着が京王杯2歳Sで牡馬相手に4着と頑張ったライステラス。デムーロ騎手が好位置をキープ。直線で一旦2番手、ひょっとして・・と思われましたが、レーヴディソールの伸び脚にはかなわず3着。初めてのマイル戦が最後に応えたのかも知れません。
 私の本命だったアヴェンチュラが大外から鋭く肉迫して4着。最内枠で出負けしたことが大きく響きました。札幌2歳Sでも出遅れながら鋭く伸びて牡馬のエリートを相手に2着。牝馬の同期相手にチャンスは十分と考えていたのですが、乗り替わった和田騎手には1番枠も含めて、スタートではもう少し繊細な緊張感を持って乗って欲しかったです。
それにしても、ペールサ、アリゼオ、アヴェンチュラと私の本命は出遅れ続き。今週の「朝日杯FS」こそは・・と、すがる思いです。