「アベコーさん、お久しぶりです!」といって、目の前に現われたのが、前、鳩山由紀夫首相に似ていることで、爆発的人気を博した鳩山来留夫さん。現在は「ヒヨドリ来留夫」
として、お笑い、コントなどで活躍中。
彼とは5、6年前に浅草で遭遇。当時から、たけし軍団に所属。私は早乙女太一、橘大五郎と一緒に、軍団と食事や飲み会など機会が多かったことから、宇都宮競馬のきゅう務員の経歴を持つ彼に、なにか近い存在のように感じたものでした。軍団の前で明日のレース予想を解説したこともありました。
久しぶりの再開だった鳩山さんは、全国区になったにもかかわらず、実に腰が低くて、かつ、ああ、会えて良かったなぁ~と、思わせる雰囲気を持つ、温和でとっても良い人なのです。
「ホンモノの鳩山前首相とは新幹線の中で、席に招かれてツーショットを撮ったことがあるよ」と、私が言うと、
「マジですか、凄いですね!」
「ホラ、そのときの写メだよ」と、携帯を見せると、
「わあー!ホントだ。ホンモノですよね。凄いですね。羨ましいなあ~」と子供のようにはしゃぐ鳩山さん。
左目にモノモライが出来たということで、この日は眼帯をして登場。トークショーも彼がゲストにもかかわらず、聞き上手でもあり、私的にはとてもやりやすく感じました。
さて、この日のメーン「朝日杯FS」は、彼が断然の1番人気のサダムパテックを本命。私の◎はリベルタス。直前の千両賞でのマイル1分34秒1の破格の時計と、枠順が恵まれた2番枠からでした。
とはいえ、朝日杯FSの過去のデータは、圧倒的に前走が重賞で、それも京王杯2歳S、東スポ杯2歳Sの1、2着馬。わずかにいる500万勝ちの朝日杯FS好走馬も、その前は重賞で人気になったり、好走したりしている実績馬なのです。ゆえに、本来データ的にはリベルタスのようなタイプは、勝ち負けを望むのは無理だ、ということも解説。それを踏まえても、このリベルタスには今で言う“なにか持っている”というフレーズがピッタリです、と力説。
レースは1番枠からオースミイージーが飛び出し、その直後に快足シゲルソウサイ。マイネルラクリマ、エーシンブラン。我がリベルタスも好位置のインで折り合いに専念。この日の主役サダムパテックは、スタートで他の馬と接触。後手に回ってやや暗雲。それでも、勝負どころで、外目を中団くらいまで進出。その中団には京王杯2歳S優勝のグランプリボス。さらに徐々に押し上げてインを狙ったリアルインパクト。
直線は内を衝いて抜け出そうとするリベルタスに、内を強襲したリアルインパクト、そして、態勢を外に振り、立て直して肉迫してきたアドマイヤボス。その外にサダムパテック。大外からリフトザウイングス。5頭が激しい叩き合いの中から、1頭アドマイヤボスが飛び出して優勝。2着は頭の上げ下げでリアルインパクト、3着リベルタス、4着にサダムパテック、5着リフトザウイングス。1着から5着までわずか0秒2差の大接線。
「馬券は外れちゃいました。でも、凄いレースだったので感動しています」と、汗を拭う鳩山さん。
京王杯2歳Sの1、2着で決着。勝ちタイムが1分33秒9、レースの上がり3ハロンが35秒3。昨年のローズキングダム(1分34秒0、上がり35秒6)を上回るタイム。まさにハイレベルの一戦でした。
馬券が外れてもニコニコ顔の鳩山さん。競馬を楽しむ気持ち、人を楽しませようとする気持ちは、誰にも負けていないようです。
私は惜しくも3着でしたが、うまいこと3連複が8830円の的中でした。
その2日後、鳩山さんから「お世話になりました。ありがとうございました」とお礼の電話。やはり、彼は気配りのきく、良い人でした。
超満員のウインズ後楽園であの鳩山さんと、朝日杯FSを熱烈トークショー!結果は・・?(^^♪
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