秋のGI戦線に重要な一戦「京都大賞典」で、1.8倍と圧倒的人気に支持されたキタサンブラック。昨年、菊花賞制した京都競馬場。負けられない一戦でもありました。 主導権を取ったのがヤマカツライデン。これは武豊騎手も折り込み済みのようで、スンナリと2番手を確保。昨年の覇者ラブリーデイは、キタサンがマークで3番手。内にはピッタリとアドマイヤデウス。またそこにはラストインパクトもいます。サウンズオブアースは消極的で後方を追走。前半の1000m通過が62秒0。超スローの展開で流れて行きます。 4コーナーをまわって直線先頭に立ったキタサンブラック。遅れてはなるまいとラブリーデイが続きます。そして、内にいたアドマイヤデウスも猛然とスパート。サウンズオブアースは後方から外をまわって伸びて来ました。とはいえラスト3ハロンが33秒台の決着。先頭に立ったキタサンブラックもラスト33秒6の二枚腰で懸命の頑張り。内からアドマイヤデウスが肉迫。外のラブリーデイも迫ります。後方外はサウンズオブアース。 結果、キタサンブラックがクビ差先着。惜しくもアドマイヤデウスが2着。僅差でラブリーデイ、サウンズオブアース。優勝したキタサンブラックから4着サウンズオブアースまで0秒2差。薄氷の優勝でした。 考えてみれば、キタサンブラックは菊花賞がクビ差で優勝。春の天皇賞がハナ差で優勝。大阪杯がクビ差2着。宝塚記念クビ・ハナ差3着。いつも大接戦。まず大崩れの少ないタイプですが、ファンにしてみるといつもハラハラ、ドキドキする馬であることは間違いありません。
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