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混戦模様のハンデ戦の結末は今年も穴党に意外な解答!!


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今年はトップハンデがシュヴァルグランで58k、そしてフェイムゲーム、ワンアンドオンリーも58k。アルゼンチン共和国杯は波乱含みの一戦でしたが、なんと電光掲示板の上位5頭は、1番~5番人気馬で占めたのです。 考えてみると、2年前にフェイムゲームが優勝したときが、2・3・4番人気。そして昨年が1・3・4着で決着。アルゼンチン共和国杯は近年において上位人気での決着。つまり荒れないレースに変貌していたのです。

さて、そんな中で今年のアルゼンチン共和国杯は、札幌日経オープンを勝ち、再びルメール騎手を配してきたモンドインテロ。単勝3.4倍のオッズ。続く2番人気がシュヴァルグランで3.9倍。ヴォルシェーブが4.8倍で続いていました。

強力な逃げ馬が不在で、クリールカイザーが押し出されるように単騎逃げ。他の馬がガッシリ抑え込んだので極端なスローペースで展開。内からショウナンバッハ、外から掛り気味にムスカテール。マイネルメダリストも好位に進出。内側をモンドインテロ、外にワンアンドオンリー。またその外にシュヴァルグラン。それを前に見て直後でヴォルシェーブがマークする形。

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スタートが少し甘かったアルバート。出遅れたレコンダイト、最後方にフェイムゲーム。前半の1000mが63秒0。予測されたように超スローです。

2コーナーをまわるとモンドインテロが内の4番手。その真後ろにシュヴァルグラン。各馬一団のダンゴのような展開。このままの形で4コーナーを迎えました。

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ギアチェンジがあったのは後半ラスト3ハロン。12秒台から11秒台に流れが変わりました。

内を通ってクリールカイザーが直線に入るとラストスパート。内にショウナンバッハ、外からムスカテール。そしてその2頭の間からモンドインテロが伸びて来ました。それを見た福永騎手のシュヴァルグラン。外に出して馬場の中央から鋭く伸びて来ます。それを追って外からヴォルシェーブ。

一気に先頭に立ったシュヴァルグラン。内からモンドインテロ。外はヴォルシェーブその直後に迫っていたのがアルバート。ゴール前は先頭のシュヴァルグランにアルバートとヴォルシェーブが並んで肉薄。半馬身・アタマ差でした。

優勝したシュヴァルグランの福永騎手は「内側の横にモンドインテロがいたので、できるだけ(モンドインテロに)スペースを与えないようにしました。次に向けていい形で結果を出せたと思います」とコメント。

2着のアルバートはスタートが甘く、1コーナーで他馬と接触する不利。また直線で勝ち馬が外に張ってきたので、やや躊躇する不利。それでも半馬身差まで詰め寄った内容は上々でした。

3着のヴォルシェーブ。ラスト3ハロンもメンバー最速の33秒5。スローの最後方近くから伸びて来た内容からも今後が楽しみです。

003 004005 モンドインテロは絶好のポジション。経済コースを走り、最後は決め手の勝負で遅れてしまいました。

ワンアンドオンリーはせっかく3番枠を引き当てたのですから、昨年のジャパンCと同様に3番手くらいで展開して欲しかったです。スローは戦前からわかっていたこと。積極的動くべきだったと思います。また、ハンデも近走から考えて58kは重すぎました。

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