fbpx

大将格マカヒキの完敗に思う!!


010 011 009 昨年の日本ダービーでサトノダイヤモンドを破りチャンピオンに輝いたマカヒキ。遠征した凱旋門賞でも1番人気。まさに日本を代表する横綱。

そのマカヒキが凱旋門賞以来の登板。そうは言っても、当然ながら1.7倍というダントツ人気。「京都記念」はマカヒキがどれだけの強さで優勝するのか、衆目の注目はそこでした。

私はマカヒキとはいえ、冬場の休養明け。渋った馬場コンディション。期待に堂々と応えられるだろうか、不安が残っていました。そこで▲印にとどめたのです。

主導権を取ったのが期待した◎ヤマカツライデン。先手を取った場合、他の馬は絶対に競りかけて来ない、スーッと一人旅に持ち込める、と推察したのですが、外からスローと読んだガリバルディが、じんわりと2番手に上がって来たのです。そこで1コーナーをまわるとヤマカツライデンがペースアップ。後続を引き離しにかかります。

001 2番手のガリバルディがこれを追いかけます。3番手以下が離れました。その3番手がサトノクラウン。昨年、このレースを圧勝したときと同じような位置取り。

また少し離れて4番手にスマートレイアー。マカヒキはその後ろの外にいました。そして2番人気のミッキーロケットは出遅れて中団馬群の後方。

前半の5ハロン通過が60秒2。稍重馬場としては緩みない流れ。そのため先頭から後方まで縦に長い離ればなれの展開。

002003 すぐ前に4コーナーが見えて来ると2番手のガリバルディが先頭のヤマカツライデンに接近。そしてそのまま直線に入ると、2頭はピッタリと経済コースを選択。そして3番手のサトノクラウンが馬場の外側に進路。その外からマカヒキ。サトノクラウンの内からスマートレイアー。この3頭の伸び脚が良く、内の先行2頭を中程で捉えたサトノクラウン。そのまま力強く伸びてトップでゴールイン。

2番手に外からマカヒキが上がったように見えたのですが、内から伸びたスマートレイアーがしぶとくマカヒキに競り勝ったような形。クビ差でした。マカヒキの後ろから良く伸びたミッキーロケットが半馬身差4着。すぐ横にはアングライフェンがクビ差で続いていました。マカヒキと0秒1差。

先行したヤマカツライデンとガリバルディが7、6着。先行馬には厳しい流れになってしまいました。おそらくガリバルディがいつものように下げていたら、ヤマカツライデンの粘りももう少し期待できたでしょう。

それにしても、現在の日本を代表するマカヒキにとっては手痛い敗戦になった観があります。直線の叩き合いで7歳牝馬のスマートレイアーに後れを取ったのは、今年の春競馬を占う上で、なんとも解せない結果となりました。。

004005006

スマートレイアーにとっては、昨年暮れの香港ヴァーズ5着以来の実戦。ポテンシャルの高さからスマートレイアーとは比較にならないくらいマカヒキが数段上。それゆえ、マカヒキ陣営にとっては、この相手になんとも不本意な結果となりました。