
昨年、ドゥラメンテが優勝した注目の「
中山記念」は、まず負けないと考えていた◎ネオ
リアリズムが優勝。力強くGI戦線に乗り出すことになりました。
中山内回りの芝1800m。開幕週でもあり先行馬に有利な条件でしたが、先手を取った
マイネルミラノのすかさず2番手をキープしたネオ
リアリズム。遅いペースに
ロゴタイプの
田辺騎手が外から仕掛けて主導権を取りに出ました。これにネオ
リアリズムの
デムーロ騎手が反応。どうしても2番手で進める!という気合が伝わって来ました。
クリールカイザーが外に続き、
マイネルミラノが控えます。前半の半マイルが50秒3の超スロー。これではマズいと考えた
柴田大騎手の
マイネルミラノ。すかさず仕掛けて一気に飛び出します。これにネオ
リアリズムが内から続きます。外には控えた
ロゴタイプ。



好位内々にヴィブロス。その直後のインに2番人気のリアルスティール。外から馬体を併せるヌーヴォレコルト。その後ろに内からサクラ
アンプルール、並んでツクバアズマオー、外に1番人気のアンビシャス。
4コーナーをまわり直線に入って
マイネルミラノの外に並んだ
ロゴタイプ。それを余裕で見ていたネオ
リアリズムが、
ロゴタイプの外に進路を取ります。内々からヴィブロス。背後にリアルスティールも続きます。外からヌーヴォレコルト、その外にアンビシャス。
マイネルミラノを捉えた
ロゴタイプが直線先頭。待っていたかのようにネオ
リアリズムが追撃態勢。スルスルといつの間にか内からサクラ
アンプルール。直線一番外からアンビシャス。
ゴール前で
ロゴタイプを捉えたネオ
リアリズム。その内から詰め寄るサクラ
アンプルール。結局、ネオ
リアリズムが優勝。2着にサクラ
アンプルール。
ロゴタイプが粘って3着。

アンビシャスが伸びを欠き4着。リアルスティールは8着と敗退。時計が1分47秒6と平凡。昨年のドゥラメンテが1分45秒9。それに比べて2秒近い遅いタイム。今年は時計的には見るべきものがありませんでした。その遅い決着に8番人気のサクラ
アンプルールが台頭する余地があったような気がします。

昨年の
札幌記念でモーリス以下を圧倒したネオ
リアリズム。2000mで圧倒劇。それでも秋の
マイルCSでは距離不足ながらミッキーアイルの3着。優勝したミッキーアイルの斜行がなければ際どい勝負でした。と言うことは、距離が延長した
中山記念は大歓迎と推察。それが今回の優勝に繋がりました。
それにしても、いかにスローとはいえ、アンビシャスが内から伸びて来たサクラ
アンプルールに差し負けてはいけません。
GⅡの別定戦なのですから。リアルスティールにいたっては、仕上がり状態に?を持たざるを得ません。
今週は「
弥生賞」。いよいよ本格的な春競馬がすぐ目の前です。
