

驚きました。
桜花賞トライアル「
フィリーズレビュー」のことです。4コーナー手前を外から一気に浮上した1番人気のレーヌミノル。直線に入ると、
浜中騎手が手綱をしごきながら内側に寄れて行きます。ステッキを左手に持ったままで、矯正する姿勢が見られません。
好位からインサイドを抜け出しかけて来たジューヌエコールに向かって、横から直接接触するようなシーン。ビックリした
北村友騎手が慌てて手綱を引きます。これに頭を上げてブレーキのジューヌエコール。
インコースを懸命にラストスパートのレーヌミノル。態勢を立て直して追い出すジューヌエコール。その時でした。大外から鋭く伸びてきたのが2番人気のカラクレナイ。勢いは歴然。ゴール前であっという間に捉えて初
重賞勝ち。

2着はレーヌミノルがそのまま粘りこみ。3番手に内から上がったジューヌエコールをゴール前で一気に捉えた
ゴールドケープが3着。ここまでが
桜花賞出走の権利。
4着にジューヌエコール。直線で致命的な不利を受けながら頑張りました。これまで3勝、
デイリー杯2歳Sの勝ち馬で、
桜花賞出走は問題ないとしても、この明らかなラフ行為に“降着”という裁定は取られませんでした。
もし、ジューヌエコールが1、2勝馬で、
重賞未勝利だとしたら、この4着は
桜花賞出走が絶望的になります。
それにしても、
浜中騎手はレーヌミノルが直線外から内に斜行したときに、ステッキを右手に持ち変えるなどをして、何故、矯正をしなかったのでしょうか。大きな疑問が残ります。
浜中騎手は昨年秋の
マイルCSでも、逃げ切ったミッキーアイルがゴール前で外側に寄れて直後で展開していたネオ
リアリズム(3着)等を妨害。ネオ
リアリズムのムーア
騎手が手綱を引くシーンがありました。

このいずれものレースが、生憎、私の◎が被害を受ける形となりましたが、今回の明らかな妨害行為は、私個人の見方をすれば降着に匹敵するものだと思います。何故ならば「やったもん勝ち」の風潮は絶対に許してはなりません。
そして、カラクレナイの勝ちタイム1分21秒0は、ここ10年でベストタイムとなりました。まさに
桜花賞の目玉的存在です。

