
雨が降る中京競馬場。春のGIのスタートを切った「
高松宮記念」。生憎の馬場コンディションの中で行われました。
それは圧勝でした。5番人気に推されたセイウンコウセイ。好スタートを決めてシュウジ、その内のラインスピリット、外から被せ気味に来たトウショウピストを前にやり、セイウンコウセイは先行馬の直後で抜群の手応え。スパートの機会を窺います。
1番人気のレッド
ファルクス。7番枠と言うこともあって意識的に早めの中団のイン。そして後方内々を走る2番人気のレッツゴードンキ。その外には3番人気のメラグラーナでしたが、道悪で反応が悪いようです。

また、私が注目していたソルヴェイグも道悪馬場に脚を取られているような印象。
スプリンターズSの時のような
スピードに乗れません。
前半3ハロンが33秒8。発表が稍重馬場でもあり良馬場であれば32秒台。この厳しい流れの中で、抜群の反応で好位を付いてまわったセイウンコウセイ。直線で馬場の中央を選択します。各馬が外に膨らむ中で、内に入って来たのがレッド
ファルクス。またその内ラチ沿いギリギリからレッツゴードンキ。
直線中程でラインスピリット、シュウジがギブアップ。一瞬、内からレッツゴードンキ、レッド
ファルクスが抜けて来そうな印象がありましたが、外に出したセイウンコウセイの脚勢は明らか。勢いを増して一気に突き抜けました。
内ラチ沿いをしぶとく伸びたレッツゴードンキが、外のレッド
ファルクスを振り切って2着。レッド
ファルクスが3着。


ソルヴェイグは4角で外から好位に進出したのですが、外から被せられると伸び脚を欠いて失速状態。また、メラグラーナも同様に馬場に脚を取られて、大外に持ち出したのですが伸びを欠き10着と大敗。ソルヴェイグも伸びを欠き9着。
16番人気の
ティーハーフがレッド
ファルクスの後ろから直線内を突いたことが正解。4着に食い込む力走を見せました。
同様に直線入り口で内側を選んだ
フィエロも良く伸びて5着に健闘。
トーキングドラムが半馬身差の6着。この辺りは各馬一団で飛び込んで来ました。

セイウンコウセイは道悪の準オープンで圧倒しているように大変な道悪巧者。それが今回の
高松宮記念でも実証されました。
昨年の3月に未勝利を脱出。1年で初
重賞=初GI制覇となりました。4歳馬でまだまだ成長が期待できる1頭。秋の
スプリンターズSも楽しみです。
私の予想は◎ソルヴェイグ〇セイウンコウセイ▲レッツゴードンキ。こんな馬場ならセイウンコウセイだったなあ、と後悔しています。それでも2頭軸の3連単フォーメーションで的中。まあ、嬉しさ半分なりでしたね。
