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これしかない!池添レーヌミノル会心の一撃!!


 

春の牝馬クラシック「桜花賞」は、8番人気の伏兵レーヌミノルが好位から直線早めに抜け出し、第77代目の桜の女王に輝きました。

今年の桜花賞は、4戦無敗の絶対的女王のソウルスターリングがクラシックロードに仁王立ち。その牙城は揺るぎない、不動だと、ほとんどの競馬メディアが断言。

私はいくら絶対的女王だろうと、キャリア4戦しかない3歳牝馬。ましてや前日から降り続く雨で、馬場コンディションはたっぷりと水分を含み、その道悪の適性は未知数。加えて揉まれた場合に大丈夫なのか、私の推測で勝算は五分五分、ないし4割くらいと考えました。

で、クイーンCでアドマイヤミヤビに差し込まれたものの、ゴールまでまた盛り返したアエロリットの奥の深さに期待したのです。おそらく今年の3歳牝馬の中では、ベストスリーに入るくらいの存在だと私は見ています。

  レースはベルカプリ、ショーウェイ、ウゼットジョリーが飛び出しましたが、一番外から一気に仕掛けたカワキタエンカが、あっという間に主導権を取って、2番手以下を引き離しにかかります。

ソウルスターリングは中団の前で外側をキープ。その前にはレーヌミノルで4、5番手のポジション。中団のインに1番枠を意識して評判馬ミスエルテ。その真後ろにはリスグラシューが待機。その外に馬体を併せるミスパンテール。

後方に出負けしたアエロリット。その内からカラクレナイ。そして2番人気のアドマイヤミヤビは道悪が苦手なのか、デムーロ騎手が仕掛けながらの追走。

前半の半マイルが46秒5。5ハロン通過が58秒3。発表は稍重馬場ですが、明らかに重馬場に近い馬場コンディション。緩みないペースで進みます。

直線に入り馬場中央から抜け出て来たのがレーヌミノル。少し早いかな、とも考えたのですが、これは杞憂に終わりました。

「ここが勝負どころ」と、強気に直線先頭に立った池添・レーヌミノル。桜花賞直前のトライアル、フィリーズレビュー(浜中騎手)で先頭に立って内側に極端に寄れ、ジューヌエコールに接触。進路を妨害する格好となりましたが、本番の桜花賞では真っ直ぐ走って、そのままゴールを目指しました。

ゴール寸前でソウルスターリングを外から捉えたリスグラシュー。馬込みの中から伸びて来たカラクレナイ。そして一番外からアエロリットが猛然と肉薄。

結果、半馬身差、後続を振り切ったレーヌミノルが優勝。2着にリスグラシュー。ゴール前で伸びを欠いたソウルスターリングが3着。クビ差まで詰め寄ったカラクレナイ。同じくクビ差まで肉薄したアエロリットの順で到達。4着までがオークスの出走権をゲットしました。

初めてのコンビとなった池添・レーヌミノル。好位で折り合い、仕掛けどころもレーヌミノルにはベスト。会心の騎乗となりました。

2番人気に支持されたアドマイヤミヤビは12着。馬場に脚をとられて、ハミを取ってくれなかった、とデムーロ騎手。5番人気のミスエルテの川田騎手も道悪が応えたと11着に敗退。同様に馬場が応えたと4番人気のミスパンテールは16着。

私の◎アエロリット。出負けして4コーナーでは最後方グループ。そこから大外を持ち前のガッツで押し上げて来ました。東京向きのタイプで、改めてオークスで注目してみたい1頭です。