安田記念の前哨戦「
マイラーズC」は、ゴール前の激しいデッドヒートを制したイスラボイータが優勝。それは3年前の
セントライト記念以来の勝ち星。本当に嬉しい美酒でした。
今年の
マイラーズCは人気を分けたのがエアスピネルとイスラボニータ。年代は違えクラシックを歩んだエリート2頭。そして、マイル戦に転向して成果を上げて来たところでした。
レースは内から主導権を取った
サンライズメジャー。
東京新聞杯を逃げ切ったブラックスピネルが後方に控えると、追い込みの
フィエロが内から前に出て、外からヤングマンパワーが並んできました。


5番手のインにイスラボニータ、外から馬体を併せるエアスピネル。その後方にダッシングブレイズがいて、ブラックスピネルはその外です。また、
東京新聞杯2着のプロディガルサンが少し掛り気味に追走。
前半の半マイルが47秒4。開幕週の良馬場としては、ゆったりとした展開で流れて行きます。
直線2番手のヤングマンパワーが逃げる
サンライズメジャーを捉えて一気に先頭。好位のイスラボニータとエアスピネルも鋭く肉薄して来ました。そして、後方から一番外に出したブラックスピネル。プロディガルサンはまだ後方でモタついています。


直線で先頭に立ったヤングマンパワー。その直後からゴール前で鋭く伸びたイスラボニータ。そしてピッタリとマークしていたエアスピネルが外からグングンと肉薄。内で粘るヤングマンパワー。一番外から強襲してきたブラックスピネル。
激しい争いでしたが、内のヤングマンパワーを捉えて先頭に立ってイスラボニータ。これに半馬身差まで詰め寄ったエアスピネル。結局、人気通りの決着でした。


3着に迫るブラックスピネルを退けてヤングマンパワー。クビ差でブラックスピネルが4着でした。優勝したイスラボニータから4着ブラックスピネルまで0秒2差。まさに大接戦でした。
一方で、
東京新聞杯でラスト32秒0の神業的末脚を披露したプロディガルサン。このスローでは厳しい位置取り。ラスト32秒9も無念の7着。東京に舞台が変わり次走は大変身が期待できそうです。
