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文字通りのサウスポーが無敗の中京で飛躍( ^)o(^ )!!


それは文字通りのサウスポーが圧倒的な強さでゴール板前を駆け抜けていきました。まさに圧巻の横綱相撲でした。

夏のマイル重賞、伝統の「中京記念」は、過去10年で1番人気馬がゼロ勝。2着もなし。まさに夏のハンデ戦らしく波乱度ゲキアツの一戦でした。

今年の1番人気は阪神の米子Sをレコード勝ちしたブラックムーン。57kを背負っていましたが、雨で時計を要する馬場が応えたか、あるいは2走目の反動か、スタートしてから最後方に置かれる厳しい展開。

好スタートを決めたウインガニオン。外から主導権を主張するトウショウピストを前に出し楽々2番手。マイネルアウラート、ピークトラムが好位置。すぐ後ろにはアスカビレンがいます。グランシルクが中団外。グァンチャーレ、ダノンリバティーが後方で、最後方グループにはワンアンドオンリー。そしてブラックムーン。

2番手以下を引き離して逃げるトウショウピスト。半マイルが46秒3。1000m通塚が58秒4。馬場状態を考慮すると緩みないない流れです。

もっとも、この流れが離れた2番手を追走するウインガニオンにとっては願ってもないペースでした。4角でガラッと開いたインを選択すると、自然と先頭に躍り出る勢い。各馬は馬場を考慮して外側。ラスト400mで単独先頭に出たウインガニオンが後続との差を一気に離しかけました。

ブラックムーンはデムーロ騎手が外に出す余裕がなく最内をチョイス。スーサンジョイが好位で健闘していましたが、ほとんどセーフティーリードのウインガニオン。最内から懸命に追い込むブルームーン。そしてアスカビレンが3番手に進出して来ましたが、外からグンと伸びたのが2番人気の福永・グランシルク。ゴール寸前でブラックムーンを捉えて2番手。

結局、優勝は堂々2馬身半の水を開けてウインガニオン。中京はこれで3戦無敗。全8勝中7勝が左回り。まさに典型的なサウスポー。目下2連勝中といった勢い、そして照準を合わせて来た中京のマイル戦。鞍上の津村騎手も狙い通りと、言わんばかりの沈着な騎乗ぶり。見事でした。次走は新潟の「関屋記念」でしょうか。

また、3着に敗れたブラックムーン。馬体重がプラス10k。中間、いくらか大事に仕上げ過ぎた印象です。それでも、ラストは捨て身のイン強襲。それなりに収穫はあったと思われます。

私の◎アスカビレンは4着。直線に入ったとき前の馬がカベになり、内か外を選択する際に、内を選んでしまったことが悔やまれます。

また、異色のダービー馬、ワンアンドオンリー。久しぶりのマイル戦でしたが、58kを背負って後方から直線バテた馬を捉えただけ。さすがに忙しすぎたようでした。