「おお、これは凄い!」と、思わず声が出てしまいました。私の推す5つ星、K-POPガールズグループ「AFTERSCHOOL」が、遂に日本で初めて単独ライヴを、TBS赤坂サカス前の赤坂BLITZで公演。
「AFTERSCHOOL JAPAN PREMIUM PARTY」と題された会場前。北は北海道の稚内、南は沖縄から駆けつけた、抽せんで有料チケットを手にした熱狂的なファンがドーンと来襲。延々と続く長蛇の列に、午後の真夏の太陽が痛いくらいジリジリと照り付けます。
この日は昼・夜の二部制でしたが、会場内はギュウギュウのすし詰め状態。1階には席がなく、肩を寄せ合い、汗を拭き拭きペンライトを持っての応援。約8割が10代、20代の女性。少女時代、KARA同様に、現在のK-POPの原動力をこの人たちに感じます。
そして、舞台が暗転して彼女たちAFTERSCHOOLの8人が登場。場内は騒然!悲鳴にも似た声で叫ぶ女性ファン、ペンライトを振るファン、メンバーの名前を呼び続けるファン。
それに一生懸命にそれに応えるAFTERSHOOLのそれぞれのメンバー。とにかく実にかっこいい。全員が167センチ以上という抜群のスタイル。韓国ではそれぞれ女優として活躍しているメンバーも4人。スーパーモデルのショーに出ていたナナもいて、それはそれは美しすぎるアガシ軍団。韓国でも彼女たちのことを「3S」と呼ばれて、スーパーセクシー、スーパースタイル、スーパーショーの3つのSという意味だそうです。
韓国デビューは2009年の1月。この年は韓国で爆発的大ブームとなったガールズアイドルグループ。まさにそんな年でした。この年の暮れに彼女たちの映像を観て、胸に突き刺さるくらいの衝撃を覚えました。
美しすぎる女性グループが、マーチングバンド風の衣装に山高ハットで、ミニスカートにロングブーツ。全員前に抱えたドラムを叩きながら、ときには隣りのドラムとスティックを交差しながら叩いて奏でた「Let’s Do It!」。あまりの見事さに感動。そしてこの曲の流れで代表曲「Bang!」に移行するのですが、これがまた素晴らしい。あの美形と抜群のスタイルから繰り出す痺れるくらいのダンスパフォーマンス。それに伴って、ハートをくすぐるビートの効いた心地よい歌。メインボーカルのレイナが実に良いのです。これを観て、すっかり彼女たちのファンになりました。
それもそのはずで、リーダーのガヒはあの日本でもファンの多いボア等の元メインバックダンサー。一方でドラムは連日の長い練習、8ヶ月間もかかって完成させたというのですから、そこはクオリティーが違います。それは曲を聴くほう、舞台を観るほうに必ず感動となって訴えかけてきます。
今回のライヴは、そのハイクオリティーのダンスパフォーマンスを観て、曲が聴けたら最高と思っていたのです。そして遂に、アンコールの声に応えるように「Let’s Do It!」がスタート。初めて生のライヴで観るマーチングバンド。スネアドラムを使ったパフォーマンスに、場内は騒然。私も興奮!素晴らしい光景が目の前に広がっていました。
そして、代表曲の「Bang!」と続き、ここでもダンスパフォーマンスと歌に場内は興奮の坩堝(るつぼ)。私は感動のあまり目頭が熱くなるのを覚えました。
こんなこと、どのグループも出来ない。もちろん、日本では到底無理なこと。それを彼女たちはやってくれた。素晴らしい。いや、本当に凄い。
早くもテレビでは彼女たちの日本デビュー版の「Bang!」日本版(8月17日発売)の放映が始まりました。(着うた「レコチョク」では配信中)
関係者の計らいで、全員横並びに揃ったAFTERSCHOOLの目の前で、彼女たちの活躍をサポートします、といったら「ありがとうございまーす」と、声を揃え、全メンバーが私の目を見つめて応えてくれたことに、しばし感動の思いがしました。
3月の東京ガールズコレクション特別ゲスト、4月の安室奈美恵のベストコラボアルバムの参加。着実に布石を築いてきたAFTERSCHOOL。今年は同じK-POPガールズグループで、ほぼ同じ時期に日本デビューするT-ARA、Secretなどと共に大きく飛躍する1年になりそうです。