神がかりか!また今年もM・デムーロが降臨!!
昨年のクイーンズリングに続いて、今年もM・デムーロJが騎乗したモズカッチャン砲が炸裂しました。 今年は豪華牝馬陣が勢ぞろい。なかでもGIドバイ・ターフを制したヴィブロスが1番人気。オールカマーでステファノス以下を一蹴したルージュバック、宝塚記念3着のミッキークイーン、秋華賞優勝のディアドラと続いていました。 そんな中にあって、3歳馬モズカッチャンは5番人気。クイーンズリングを弟のC・デムーロに譲り、秋華賞で3着だったモズカッチャンに跨りました。 戦前、私は強力な逃げ馬が見あたらず、スンナリとクロコスミアが主導権を取り、モズカッチャンが2、3番手だろうと推測。流れもスローの公算が大と見ました。 実際、内からじんわりとクロコスミアが先頭に立ちます。ところが一番内のクインズミラーグロが仕掛けて先頭に立ちました。クロコスミアの和田騎手は意に介さず、2番手で折り合いに専念。ここでクロコスミアが競り込んでいると、結末は大きく変わっていたと思われます。 外からマキシマムドパリ、なんと早々とヴィブロスが4番手に進出。そこにはモズカッチャンもいます。直後にスマートレイアー。そして中団に内からクイーンズリング。その背後にミッキークイーン、外にルージュバック。後方はリスグラシュー、ディアドラなどが追走。 前半5ハロン通過が62秒0。予測した通りスローペース。そして4コーナーを先頭でまわったクインズミラーグロを捉えに出たのがクロコスミア。マキシマムドパリが続きます。直後に内からモズカッチャン、外に並ぶヴィブロス、エテルナミノル。その内からスマートレイアーが追撃態勢。直後にインからクイーンズリングと、外にミッキークイーン。 直線で先頭に立ったクロコスミアがラストスパート。そこへモズカッチャンが並びかけて来ます。2頭の激しい叩き合いです。そのときゴール前凄い脚で追い込んで来たのがミッキークイーン。 ゴール寸前で粘るクロコスミアを捉えたモズカッチャン。そこへ強襲した外のミッキークイーン。3頭が並んでゴールイン。結果はモズカッチャンが優勝。クビ差でクロコスミア。アタマ差でミッキークイーンでした。 以下、マキシマムドパリ、ヴィブロス、スマートレイアー、クイーンズリングが、どっと一団で入って来ました。 発表が良馬場とはいえ、2週続きの豪雨の影響が多少残る馬場コンディション。3年前のラキシスが優勝したときが2分12秒3(ラスト34秒1)、昨年のクイーンズリングが2分12秒9(ラスト34秒1)。今年は2分14秒3(ラスト34秒4)と、この微妙な馬場コンディションも、結果に出ていたような印象がありました。
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