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今年も4歳馬が上位独占した東京新聞杯!!


昨年はブラックスピネル、プロディガルサン、エアスピネルと、4歳馬が上位を独占した東京新聞杯。今年も4歳馬が強く1、2、3着と、これまた圧巻の上位を独占。昨年から続く4歳馬の重賞の勢いは凄いものがあります。

1番人気はマイル戦で6戦5勝、うち東京で3勝。安田記念でも好走したグレーターロンドン。鞍上に川田騎手を迎えて、まさに背水の陣の構え。初重賞制覇に王手! に映りました。

ところが、結果は9着と惨敗。スローペースを読んだのか、勝負どころの3コーナーでは外から2番手。これまでとは一転したレースを見せたのです。実際、前半の半マイルが47秒6、そして1000m通過が1分ジャスト。明らかにスローで展開して行きます。それゆえ、川田騎手の判断も間違いではなかったはずです。直線で追い出すと、まったく反応しません。馬体重が昨年の安田記念で大接戦したときと同じ474k。

ひょっとすると、今年のような厳寒期の一戦が向いていないのか、あるいは発表が良馬場でも水分を含んだ馬場コンディションが要因だったかも知れません。

優勝したのは、初重賞Vとなった3番人気のリスグラシュー。中団の外で末脚を温存。そして抜群の手応えで浮上。直線中程で前が開けると、ここで一気にGOサイン。武豊騎手の手綱に応えて、そのまま後続の追撃を振り切りゴールイン。

惜しかったのがサトノアレス(5番人気)。スタートで後手にまわり、後方に置かれましたが、鞍上の柴山騎手は腹をくくって直線は最内ラチ沿い。そこから脚を伸ばしてリスグラシューに1馬身差まで詰め寄りました。ラスト33秒3はメンバー最速。

一方、グレーターロンドンと人気を二分した東京巧者ダイワキャグニー。先行して目標にされることを嫌ったのか、前半は好位グループの後ろ。少し消極的な印象に映りましたが、先を見据えて横山典騎手が教え込んでいるようにも見えました。結果は3着とはいえ勝ち馬と1馬身差。それなりに収穫があったようにも見えました。

4着に東京向きのデンコウアンジュが入りました。直線の脚もなかなか見どころがありましたが、直線で後方から進路を探しているときに、外から内に切れ込むように入ったときに、モロに被害を受けたのがアドマイヤリード。鞍上の藤岡康騎手が手綱を絞り、立ち上がる手痛い不利。応援していただけに残念です。

クルーガーは4番人気でしたが、スローペースでラスト34秒1の決着に向いていないような気がします。レースの上りが35秒台以上になることがカギのように思えました。とはいえ、2着馬から0秒2差。致命的とも思えません。

ブービーの15着がガリバルディ。1分35秒0で、勝ち馬から0秒9差。2着と0秒7差。同じメンバーで同じコース、同じ距離を走ったとしても、また同じ結果になることはないと考えています。

12着とあまりにも不本意に結果になったアドマイヤリード。今後もこの馬を追いかけようにと思います。それだけのポテンシャルの高い馬。追いかける価値があります。