注目の桜花賞トライアル「フィリーズレビュー」は、桜花賞の有力候補の一角、アイムユアーズが、好位置からアッサリと抜け出して後続を完封。1番人気に応えました。これで桜花賞の最有力候補にノシ上がった印象です。
昨秋の京都、ファンタジーSでアンチュラス以下を圧倒。決定戦の阪神ジュベナイルFは、さすがに強力メンバーが揃って8番人気と人気薄でしたが、好位置から一旦先頭、ジョワドヴィーヴルに屈したものの2着を死守。
今回のフィリーズレビューは3ヶ月ぶりの実戦、桜花賞前のトライアル戦、水分を含んだ馬場コンディションと、多くの課題を抱えながらの考え方によっては難しい一戦。初騎乗となったピンナ騎手も上手に流れに逆らわず3番手で脚を温存。直線楽に抜け出して待望の重賞初制覇。
ほとんど馬体重の大きな変動のない馬で、抜群の競馬センスの良さが大きなアピール点です。
函館2歳Sでアイムユアーズを破って優勝したファインチョイス。これも阪神ジュベナイルF以来の実戦でしたが、勝ち馬をマークしながら好位で直線失速。距離に課題を残す結果となりました。
1番人気をアイムユアーズと争ったイチオクノホシ。Dr・コパさんの奥様の馬ですが大外枠の16番、道悪に近い(昨年はやや重馬場でフレンチカクタスが1分22秒3)馬場コンディションが影響したのか4着止まり。昨秋のサフラン賞をラスト33秒4で突き抜けた破壊力は、やはりパンとした馬場コンディションでないと持ち味が生きないのかも知れません。
一方で3着に飛び込んできたプレタノート。相変わらずスタートでモッサリしたタイプですが、今回も最後方から直線大外から矢のように伸びてきました。クイーンCで減っていた馬体も回復。桜花賞の出走権も手にして本番でも不気味です。
今年の3歳戦線は牡馬、牝馬ともに北海道組が席捲。今週の皐月賞トライアル「スプリングS」には、北海道組の大将格、グランデッツァがマイネルロブストを従えて参戦。3ヶ月ぶりの実戦ですがクラシックを左右する1頭で、まさに目を離せません。