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さすがに強かった3歳の雄B・ワンピースの圧勝劇!!


夏の新潟のフィナーレを飾る「新潟記念」。真夏のハンデ戦とあって波乱含みの傾向でしたが、今年は一枚役者が違っていました。

1.8倍と断トツの1番人気に支持されたブラストワンピース。今年のダービーで2番人気。それで不利がありながら5着。この秋は菊花賞に向けて有力な1頭なのです。

菊花賞を踏まえて、賞金的にはクリアーしている同馬には、ここはステップ・レースかな、と私は見ていたのですが、結果的に着差以上のワンサイドレースでした。

54kとハンデに恵まれたこともありましたが、前半は後方で折り合いに専念。手綱を取った池添騎手は「久々のせいかボケっとしていて、道中はフワフワしながら走っていました」と、レース後にコメント。

直線の長い新潟外回り。2番手以下を引き離して単騎逃げのマイネルミラノ。前半の5ハロンが59秒2。おそらくパンパンの良馬場であれば58秒台でしょうか。比較的緩みのないペースです。

ブラストワンピースは4角までじっくり構えて直線は一番外に出します。ここからが性能が違いました。あっと言う間に前に追いついて、ラスト200mで大外ラチ沿い先頭に立ちかけます。あとは余裕綽々にゴールイン。鞍上の池添騎手もゴール前のパフォーマンスを考えているだけだったのでしょうか。圧勝でした。1分57秒5でラスト33秒5!見事な内容です。

 私の◎メートルダール(6番人気)が2着。休養明けでプラス20k。さすがに余裕残りでしたが、馬体が回復したことは嬉しい材料。ブラストワンピースの真後ろに付けて、相手を見ながらの追走。直線ラスト33秒6の末脚でゴール前肉迫して来ました。54kのブラストワンピースに対して、57kのハンデは少し可哀想な気もしましたが、さすがに地力の高い馬です。

驚いたのがショウナンバッハ。苦戦続きで最下位の13番人気。メートルダールの内から一緒になって追い込んで来ました。7歳で戦績からアテには出来ませんが、今回のように軽ハンデ(53k)で、末脚が生きる展開であれば、一気に浮上してくる可能性があります。

2番人気に推されたグリュイエールは、中団に待機していましたが、直線入り口のところでカットされて前が狭くなる不利。ここでリズムが狂ってしまいましたが、それにしても10着は負け過ぎた印象が残ります。

3番人気のセダブリランテスは長期休養明けで、レース中少し行きたがる面を出していました。これではラスト33秒台の上位馬と太刀打ちが出来ません。