絵に描いたような逃走劇にさすがJ・Mの声!!


天皇賞の前哨戦「毎日王冠」勝ち馬は天皇賞の優先出走権。そこで、圧倒的な人気に推されたのがアエロリット。強力な逃げ馬が不在。前に行くアエロリットがすんなりと主導権を取って一人旅になりそうな様相でした。そう思われたファンも多かったようで、単勝2.3倍の1番人気。

鞍上に勝ちまくっているモレイラ騎手。あの腕をたたんで馬と水平の騎乗フォーム。馬に負担が少ないのかも知れません。

アエロリットは抜群のスタートを決めて、難なく先頭に立っていました。前半3ハロンの入りが35秒3。ここ5年と同じ35秒台。2番手に内からキセキ、その外にステファノス、並んでレアリスタ。その後にダイワキャグニー。背後にステルヴィオで外にはカツジがいます。ケイアイノーテックはその後です。出負けしたサトノアーサーが続きます。サウンズオブアースは後方。

他馬に邪魔されずスイスイと気持ちよさそうに逃げるアエロリット。3コーナー過ぎに前半5ハロンが59秒0。開幕週の良馬場。予想通りスローペースで展開します。このままの形で4コーナーを先頭でまわって来たアエロリット。

あの追い込み馬キセキが2番手という異様な展開。開幕週でキッチリと経済コースを走らせようと考えた川田騎手のファインプレー。3番手にステファノスとレアリスタ。その後にはケイアイノーテックとダイワキャグニー。その背後にサトノアーサー、外にステルヴィオ。後続もジワジワと詰めて来ました。

ところが、ここからが開幕週ならではの高速ラップが続きます。10秒9-11秒2-11秒7。逃げるアエロリットはここからが全力投球。モレイラ騎手を背にしてステッキが入ると強力な二枚腰を発揮。結局、影も踏ませぬ頑張りで見事に押し切りました。

ゴール前で外からステルヴィオが猛然と最速の末脚で追撃。逃げるアエロリットに迫りましたが及ばず2着まで。2番手で先行し頑張ったキセキ、そのインからステファノス。この2頭の3着争いはキセキに軍配。5着にケイアイノーテック。

2番人気のサトノアーサーが6着。直線でステルヴィオと同じ位置にいましたが、どうしたのか伸び切れませんでした。7着に注目していたダイワキャグニー。こちらもサトノアーサー同様に伸びを欠いてしまいました。

優勝したアエロリットは私が安田記念で◎。惜しくも2着でしたが、間違いなく本格化して来ています。そして鞍上にモレイラ騎手を迎えたことで、絶好の展開だったとはいえ横綱相撲のような圧勝劇でした。