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これぞプロ!絶妙な手綱捌きでGIヴィクトリアマイルをモギ獲った横山典騎手に敬服!!


No1_18  最終レース後の検量室の前。そこで横山典騎手とバッタリ。この日の主役は満面笑みで「ノリちゃん、おめでとう!」というと、「いやいやどうもどうも」と、私とガッシリと握手。そして「馬券はバッチリとった?」というので、「ありがとうございます!」と返したら、「おお!ヨシャー!」と、ガッツポーズをしてニコニコ顔で引き上げて行きました。
 この日のヴィクトリアマイル。私は最大のポイントを、マイル戦で圧倒的に強かった馬に着眼。そこで浮上したアプリコットフィズ、アパパネ、ドナウブルー、ホエールキャプチャ、マルセリーナ。その順◎○▲△といった具合に打っていったのですが、結果はホエールキャプチャが優勝。上位3頭をピックアップしていたとはいえ、アパパネが最後の最後で一息伸びを欠いて5着。アプリコットフィズは昨年同様にレースを放棄したような内容で18着にはショックでした。
 レースは予想通りにクィーンズバーンが主導権。後ろから行くよりも前で展開したほうが有利だろうと判断したウィリアムズ騎手のドナウブルーが2番手。その直ぐあとの内にホエールキャプチャがいて外にエーシンハーバー。中団に1番人気のアパパネ。後方には出遅れたマルセリーナにオールザットジャズの人気馬と、そしてアプリコットフィズ。とくにアプリコットは好位置の3、4番手の好ポジションで展開すると読んでいたので、この出負けは大きな誤算でした。しかも、この後方に位置したこの3頭は、3角では最後方の外をまわる形。従って4角でも大外をまわるハメになりました。後方からインを狙ってロスなく走り、3着に飛び込んできたマルセリーナとは、随分と距離的なロスが生じてしまったのです。
No2_12 No3_12 No4_7_2 No5_7
 前日の京王杯SCが1分20秒1で、レースの上がりタイムが34秒2。典型的な高速馬場で距離的なロスは決定的。ヴィクトリアマイルは前半3Fが34秒4、半マイルが46秒4で、ここ2年が前半33秒台だったことからもハイペースとはいえず、ゆったりとした流れに近いペース。しかも、ラスト2ハロンが11秒2、11秒5では後方待機の馬の出る幕はなし。
 ゆえに、2番手にいたドナウブルーが先頭に立ちかけたときに、その直後にいたホエールキャプチャがインから半馬身差捉えて優勝。位置取り、仕掛けるタイミングが満点だった横山典騎手の頭脳的ファインプレー。早めに先頭に立つと甘さが出たり、仕掛けを遅らせると届かなかったりといった過去の経験を踏まえて、まさにベストパフォーマンスでした。マルセリーナも最内のインコースから鋭く肉迫。4角で外に向っていたら掲示板に出ていたかどうか微妙です。これも田辺騎手の好判断でした。
No6_4 No7_4
No8_4 No9_5
 フミノイマージンンが15着、オールザットジャズが16着。この結果を振り返っても高速馬場では、いかに経済コースを走り、前で展開できるかが大きなカギです。
 と同時に、真ん中枠より外側の馬で中団ないし、後方で待機した馬は、まったく振るわず凡走。今週のオークスで内枠を引き、できるだけ経済コースを走れる馬が、大きな加点になりそうです。