今年の運勢を占う東西金杯の結末は!?
中山金杯、京都金杯から今年もスタート。ともにハンデ戦で波乱含みの様相でしたが、中山金杯を制したのがウインブライト。そして京都金杯はパスクアメリカーナ。 ウインブライトは3番人気で昨年の中山金杯で2着。とはいっても58kを背負っていたことから過信は出来ないと考えて、私は△印だったのですが、ゴール前で猛然と外から追い込んで来ました。騎乗した松岡騎手の勝利の雄叫びがスタンドまで届いたかも知れません。 一方で、京都金杯は圧倒的な1番人気に推されたパスクアメリカーナが、勝負どころで好位に進出し、ゴール前で抜け出して初重賞制覇に結びつけました。パスクアメリカーナは昨年の真冬の2月のこぶし賞でケイアイノーテックを圧倒。こういった寒い時は強いタイプのようです。 中山金杯で優勝したウインブライトから11着のマイネルハニーまで、なんと0秒3差という大激戦。枠順、コース取り、展開ひとつで、また違った結果に繋がった可能性があります。見事な我が国のハンデキャッパーです。 最内からタニノフランケルが飛び出し、同型と思われたマイネルハニーが、どうしたことかついて行けず中団をキープ。これで主導権を取ったタニノフランケルにとっては願ってもない展開。前半5ハロンで2番手以下を離し気味に59秒9。遅いくらいの流れです。 2番手にコズミックフォース。なんと内からアドマイヤリードがストロングタイタンと並んで3番手います。そして中団に1番人気のマウントゴールド。その外で馬体を併せるウインブライト。 ところが、向こう正面にかかると私の◎ステイフーリッシュが動きます。中団の後ろにいたステイフーリッシュ。遅い流れにマズいと考えた藤岡祐騎手が、外から捲るように上がって行きます。3コーナーでは逃げるタニノフランケル、続くコズミックフォースの直後に浮上。背後の内にはアドマイヤリード。一番外から浮上して来た2番人気のタイムフライヤー。それを前に見る形のウインブライトも出撃態勢。 ラストスーパートをかけるタニノフランケル・内田騎手のステッキが入ります。直線坂のところでギブアップ状態のコズミックフォース。 逃げるタニノフランケルに並びかけるステイフーリッシュ。内から迫るアドマイヤリード。一番外はウインブライト。ゴール前、横一線状態の中からタニノフランケルが二枚腰。すぐ外からステイフーリッシュが先頭に立つ勢い。アドマイヤリード、タイムフライヤーも肉迫。そんな時に58kもなんのその一番外から豪快に伸びて来たウインブライトが、あっという間に突き抜けてゴールイン。 2着にステイフーリッシュ。昨年末のGIホープフルS(この時も◎)3着以来の中山が舞台。今回は半馬身差だけ差し込まれました。もう少しインであれば際どい勝負になっていたと思います。7番人気でした。 タニノフランケルが懸命の粘り腰で3着に逃げ粘り、好位置で奮闘したアドマイヤリードが4着。そしてタニノフライヤーが5着。 ちなみに、1番人気のマウントゴールドは少し後手を踏み、中団で動けず12着と惨敗。またダービー好走の4歳馬コズミックフォースが13着。中山のGI勝ち馬タイムフライヤーは5着。エアアンセム(4番人気)が7着と敗退となりました。
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