
春の古馬GI戦線に向かって重要な一戦「
京都記念」。芝2200mの中距離戦。下馬評は割れていましたが、
中山金杯で7番人気ながら2着に押し上げた私の大好きなステイフーリッシュが一転、1番人気。そして2番人気が復活を目指す
ダービー馬のマカヒキ。
宝塚記念3着のノーブルマーズが3番人気。
アルゼンチン共和国杯優勝のパフォーマプロミス、GI
ホープフルS優勝のタイムフライヤーと続きましたが、上から6番人気まで単勝3.4倍から6.3倍の上位拮抗。
そんな中にあって、私は◎がダンビュライト。前走の
AJCCでも期待したのですが、直線で伸びを欠き不本意な6着。直線入り口の不利もありましたが、「輸送を考慮して直前の追い切りを控えめにした。今回は中2週ですがビシッと追い切りました」と音無師。
それよりなにより、逃げ馬が見あたらず、先行できるダンビュライトにとっては願ってもない展開になりそうと予想。ひょっとしたら単騎一人旅かもと
ワクワク。

ところが、それを予測していたのが追い込みのタイムフライヤー陣営。騎乗した和田
騎手は外枠から仕掛けて、前に出たダンビュライトの外からスーッと先頭に立ちました。そして、その勢いで2番手のダンビュライト以下を引き離しにかかります。

内にはパフォーマプロミス、外からステイフーリッシュ。直後のインにノーブルマーズ。その背後にハートレーとマカヒキ。

前半の5ハロンが63秒3。まさに超スローの流れです。そして坂を下った3コーナーで、先頭のタイムフライヤーに後続が急接近。そこには典型的な追い込みのブラックバゴが仕掛けて2番手に上がって来ました。パフォーマプロミスと外にダンビュライト。ステイフーリッシュはその真後ろ。外からマカヒキが上昇気配。
4コーナーでは内から外に横並びに広がります。タイムフライヤーにブラックバゴ。その外にダンビュライト。またその外がステイフーリッシュ。内からパフォーマプロミスが伸びて来ます。馬場中央からダンビュライトが抜け出しかけます。そこへステイフーリッシュ。外にマカヒキと一番外がケントオー。

ゴール前で真っ先に飛び込んだのがダンビュライト。ステイフーリッシュがクビ差で2着。同じく外のマカヒキがクビ差で3着。内のパフォーマプロミスもクビ差4着。
ダンビュライトは昨年の
AJCC以来の勝ち星。
重賞2勝目。
鞍上の松若
騎手はダンビュライトと3戦3勝。全4勝中3勝が彼の実績なのですから、まさに相性は文句なしにドンピシャ。

明け5歳馬でもあり、また違ったダンビュライトを今年は大いに期待したものです。まずは若き松若
騎手よ、
重賞制覇おめでとうございました。
