皐月賞最終便の
「スプリングS」が終了しました。3着以内に入れば
皐月賞出走とあって、ほとんどの馬が全力投球。
そんな中で、ゴール前は一転二転と劇的に情勢が変わりました。そして、意外な結末となったのです。

主導権を内から取ったクリノ
ガウディー(4番人気)。3番人気のヒシアグネスが一瞬前に出かけましたが、控えて2番手で折り合いに専念。その外から黄色の帽子の2頭。ディキシーナイトにエメラルファイト。そして内には1番人気のファンタジスト
。


2コーナーで2番手の外に少し掛り気味にカラテ。ディキシーナイトが5番手。そして2番人気のロジャーバローズ。その背後にピッタリとエメラルファイト。そこから離れてファンタジストが下げて待機策。タガノディアマンテにユニコーンライオン。それらの外にシークレットラン。ニシノカツナリも同じようなポジション。
1000m通過が60秒0。良に回復した馬場状態とはいえ、インサイドがいくらか渋ったコンディション。
直線に入り逃げるクリノ
ガウディーに並びかけたヒシ
イグアス。その外から黄色の帽子2頭が伸びて来ました。エメラルファイトにディキシーナイト。そして一番外からファンタジストが強襲。
ゴール前で抜け出したエメラルファイトとディキシーナイト。そこへファンタジストが猛然と肉迫。
結果はアタマ差でエメラルファイトが優勝。外から迫ったファンタジストが2着。ディキシーナイトが3着。以下、タガノディアマンテ、ヒシ
イグアスと続きました。

優勝したエメラルファイトは10番人気。
白梅賞を接戦で勝ち上がって初めての中山でしたが、勝負強さを如何なく発揮しました。

1番人気ファンタジストはアタマ差届きませんでしたが、GI
朝日杯FS4着の地力では垣間見えた印象です。3着のディキシーナイト(7番人気)は手堅さがセールスポイント。それをフルに生かせました。

2番人気のロジャーバローズは7着。中団で伸びを欠きました。注目していた
葉牡丹賞の勝ち馬シークレットラン(5番人気)は、走りがぎこちなく8着。持ち味を生かせませんでした。
とはいえ、優勝したエメラルファイトから10着のニシノカツナリまで0秒7差。もう一度同じメンバーで走れば、また違った結果になるような気がします。
