
この時期ならではのタンゴのリズム。その調べは遠く南米の地に届いているでしょうか。東京で
「アルゼンチン共和国杯」が行われました。
芝2500mのハンデ戦。1番人気はルメール
騎手が騎乗したアフリカンゴールド。そして2番人気が昨年の
アルゼンチン共和国杯で2着だった
ムイトオブリガード。

芝2500mのハンデ戦ということで、ハードル界の王者オジュウ
チョウサンが参戦。このオジュウ
チョウサンが外から主導権を主張。2番手のパリン
ジェネシスが競り込むことがなく、まさにオジュウ
チョウサンの一人旅。このスローの流れに3番手で折り合いを付けたムイトオブリガード。ラチ沿いをピッタリ走ります。その外にウインテンダネス。

アフリカンゴールドは中団の内。その背後にハッピーグリンとタイセイトレイル。トラスト
ケンシン、ルックトゥワイス(3番人気)、その後ろにアイスバブル(4番人気)。

12秒台のペースで逃げるオジュウ
チョウサン。それも4コーナー手前から11秒台にアップ。直線内を開けて逃げるオジュウ
チョウサンの内からムイトオブリガードが力強く抜け出し、ラスト33秒8の加速力でそのまま後続を圧倒。昨年の勝ち時計を2秒2も上回る好タイム。その存在感を
アピールしました。

注目の2着争いは後方から直線最内から鋭く伸びたタイセイトレイル(5番人気)が、外から迫ったアフリカンゴールドを捉えて2着を確保。
ゴール前で一番外から伸びたルックトゥワイス。馬込みから詰め寄ったトラスト
ケンシンが5着。

4番人気と期待を集めたアイスバブルは後方でまったく動けず11着と凡退。スタートの出遅れが大きく応えた印象です。
昨年の
有馬記念で見せ場を作って善戦した人気者オジュウ
チョウサンは、ラストが34秒1の決着となると荷が重いような気がしました。
