
秋のマイル王決定戦!
「マイルチャンピオンシップ」。直前の
天皇賞で女傑アーモンドアイの2着と力走した昨年の
ダービー1番人気ダノン
プレミアム。対する今年の
ダービーで2着とポテンシャルの高さを
アピールした3歳馬
ダノンキングリー。奇しくも同じオーナーの2頭が人気を分ける格好となりました。
こういったケースでは、お互いに忖度とか牽制。マークされる立場でもあり、順当に人気通りには収まらないと私は推測しました。
そう言ったことを勘案して、京都のマイル戦がドンピシャのペル
シアンナイトに私は◎を打ちました。一昨年の
マイルCS優勝馬。昨年は惜しくもアタマ差でステルヴィオの2着。京都のマイル戦でガラッと変わるタイプでした。
池江寿師も「この時期が体調ともどもピークになるタイプ」とコメント。
ところが、私は思わず目を覆いました。ペル
シアンナイトがスタートでミス。最後方に置かれる厳しい展開。「マーフィー、しっかりしろ!」声にならない声が飛び出していました。
強力な逃げ馬が不在。内からマイスタイル、グァンチャーレ。そしてフィアーノロマーノが前に出て来ました。その直後に3番人気のインディチャンプ、外にダノン
プレミアムが並んで行きます。

それらを見る形で内から
ダノンキングリー、クリノ
ガウディーは掛かり気味。その後ろには内からモズアスコット、プリモシーン、外にモズアスコットが追走。アルアインがいて、馬込みの中をペル
シアンナイト、外にダイアトニックが待機。

そして、直線の争いはラスト200mでも先頭のマイスタイルがしぶとく頑張ります。外にはダノン
プレミアム。その間を縫ってインディチャンプが猛然と肉薄して来ました。そして、アッサリとインディチャンプが先頭に躍り出ると一気にゴールを目指します。

そして2番手に上がったダノン
プレミアムの内から、グイグイと肉迫して来たのがペル
シアンナイト。
「それー!マーフィー!そこだー!」と、私はありったけの声で、叫び続けていましたが、ダノン
プレミアムにクビ差まで詰め寄ったところがゴールでした。
安田記念に続くマイル王座を手にしたインディチャンプ。まさに彼にとっては本格化の秋となりました。

マイスタイルが頑張り4着。
ダノンキングリーが内から詰め寄ったものの今年初めてのマイル戦とあって5着がやっと。強烈な強さを見せた
毎日王冠。やはり、
ダービー2着、
毎日王冠優勝→と続いた東京コースで、2000mの
天皇賞に向かうのが、やはり王道だったと思われます。
急遽、
池添騎手に乗り替わったインディチャンプ。比較的ゆったりとしたスローに近いペースの中で、好位4番手をキープ。
安田記念で得られた学習能力が、この京都でも生きた印象がします。
それにしても、出遅れたペル
シアンナイト(6番人気)が2着。ダノン
プレミアムとクビ差3着。惜しかったです。
