日本も女性上位の時代に突入か!再び牝馬のワン・ツー!!
古馬中距離の頂上決戦GI「大阪杯」。古馬のトップクラスが勢揃い。友人が「最近は牝馬のレベルが、格段にアップしているなぁ~」と話していたら、なんと「大阪杯」で、牝馬のラッキーライラックが優勝。同じく牝馬のクロノジェネシスが2着。まさに牝馬のワン・ツー決着。大将格の牡馬陣は牝馬2頭を前に後塵を浴びてしまいました。 思えば、2週前の「高松宮記念」で、モズスーパーフレア、グランアレグリアの牝馬2騎で1、2着。時代は男から女へ向かいつつあります。 「大阪杯」は逃げると思われたステイフーリッシュがモタモタして主導権を取れず、逆に好スタートを決めた1番人気のダノンキングリーが押し出されて先頭に立つ形。外からジナンボーが、ダノンキングリーに並びかけて行きます。 3番手以下は少し水が開いて2番人気のラッキーライラック。その外にクロノジェネシス。内の背後にはワグネリアン。外にレッドジェニアルとステイフーリッシュが並ぶように併走。そしてサトノソルタス、マカヒキがいて、2番人気のブラストワンピースは後方の位置。最後方がカデナで内ラチを追走。 前半の5ハロンが60秒4。比較的落ち着いたペースで流れます。そして4コーナーをまわると、内のダノンキングリーに並びかけたジナンボーが、先頭に立つ勢いでしたが、ダノンキングリーも抵抗。しぶとく二枚腰を見せます。 そんなとき外からクロノジェネシスがジワジワ迫って来ました。最内からワグネリアンも接近。ブラストワンピースは一番外からラストスパート態勢。 ラスト200m。4コーナーで少し位置を下げたラッキーライラックが、ゴール前で猛然と肉薄。内のダノンキングリーと外のクロノジェネシスの間に割って入り、グイと抜け出しました。 それにクビ差で続いたクロノジェネシスが、内のダノンキングリーをクビ競り落として2着を確保。ダノンキングリーは無念の3着。 一方、ワグネリアンが4着に粘らんとするところに、最後方にいたカデナが間隙をついて、最速ラスト33秒5の切れ味を披露。4着に食い込みました。 また、注目されたブラストワンピースは4コーナーで大外を選択。久しぶりの登板だったせいか、本来のスパッとした切れ味は見られませんでした。7着に凡退。 優勝したラッキーライラックの父は顕彰馬オルフェーヴル。実に51年ぶりの「大阪杯」親子制覇の快挙となりました。 鞍上のM・デムーロ騎手は2年前のスワーヴリチャードに続く制覇。この日も新型コロナで続く無観客レース。デムーロ騎手はそんな中で、天に向かい両手でガッツポーズ。大きな声で雄叫びをあげていました。
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