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なにがなんでも行く!強気の逃げが功を奏す!!


「おっと、あぶねぇ!」と、隣の馬と接触して前につんのめりそうになった浜中騎手。その隣の馬こそ優勝したジョーカナチャン。鞍上の若い菱田騎手は「うひゃー!それ行け~!」の心境で、ぐんぐんと加速して行きます。ちなみに、つんのめった馬が私の◎イベリス。

夏の新潟の名物レース「アイビスサマーダッシュ」。日本で唯一の直線1000mの重賞競走。おりしも今年はスタンドの観客はゼロ。先週に続き無観客レースとなりましたが、スピード自慢の18頭が揃い白熱した一戦。

  昨年の優勝馬ライオンボスが1番人気。直線1000mは外枠に各馬寄って行くため、外枠を引いた馬が有利とされています。13番枠を引き当てた1番人気ライオンボスにとっては、まさにラッキーな枠順。

         

果敢に逃げるジョーカナチャン。外枠に寄りながら主導権。その直後で外からライオンボス。この2頭をマークする形で外へ外へと進路を取るCBC賞を制したラブカンプー。

それに続く1000m初体験のイベリス。馬場の七分どころを追走。そして内からカッパツハッチ。

懸命に逃げる一番外ラチにたどりついたジョーカナチャン。そしてライオンボスも馬体を内に併せる形で接近。その内から割って伸びて来たのが待機していたビリーバー。内側にはメイショウカズヒメ。食い下がっていたイベリスはその内。さらに馬場中央から末脚を温存していた5ハロン巧者ダイメイプリンセスがグングン肉迫。インで頑張るカッパツハッチ。

10秒0-10秒4-10秒8。10秒台が連続して続いたせいか最後は苦しくなったジョーカナチャン。それでも最後は振り絞るように11秒6。なんとかライオンボスをアタマ差振り切って嬉しい重賞制覇。菱田騎手も自信があったのか当然のような表情。

ライオンボスの内から追い込んだビリーバーがクビ差3着。以下、メイショウカズヒメ、ダイメイプリンセスが5着。

私が楽しみにしていたイベリス(8番人気)は勝ち馬と0秒3差の7着。無事にスタートを決めていれば際どかった印象でした。