単勝1.3倍、圧倒的な支持に推された3歳
サリオス。
皐月賞2着、そして
日本ダービー2着。
コントレイルと並ぶ世代の代表格サリオス。長距離を嫌って
菊花賞と異なる路線をチョイス。加えて
「毎日王冠」は、やや手薄な古馬陣とあってか、圧倒的な支持を受けました。
スタートで大きく遅れたサトノインプレッサ(2番人気)。飛び出したトーラスジェミニ。2番手のコントラチェックとの差を広げて行きます。また、3番手のダイワキャグニーも控えたためにポツンポツンと縦長になる展開。サリオスは前にダイワキャグニーを見る形。これをマークする
サンレイポケットとサダルが追います。そこから離れてアイス
ストームとカデナ。後方にサトノインプレッサ。
前半の5ハロンが58秒0(稍重)。比較的緩みのない流れです。直線中程でダイワキャグニーが先行する2頭に並びかけると、その外からサッとサリオスが接近。そこからポテンシャルの違いから一気に先頭。エンジンに点火するとあっという間に3馬身差。
鞍上のルメール
騎手も能力の違いを確信して、余裕綽々でゴール手前でガッツポーズ。
激しい2着争いは2番手に上がったダイワキャグニーに、
サンレイポケット、カデナ、ザダルがどっと肉迫してゴールイン。

2着ダイワキャグニーが踏ん張り2着。ハナ差まで肉迫した
サンレイポケット。その後がカデナ。直線で後ろからカデナが
サンレイポケットを捉えて2着争いと見たのですが、ゴール前で
サンレイポケットに差し返されてしまいました。このあたりはコースの適応力だと思われます。

サトノインプレッサは10着と凡退。道悪でノメっているような走り。気性の問題もありそうです。

優勝したサリオスは
皐月賞2着。
ダービー2着から
天皇賞を目指すものと考えられましたが、女傑アーモンドアイ(同じルメール
騎手騎乗、同じ馬主)の対決を避けたか、
マイルCSに向かうようです。
