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今年はレディースイヤーか!マイルCSも牝馬天下!!


 

「いやぁ~参った!女は強いなぁ~」今年の秋のGI戦線。なんと、なんと牝馬が6戦5勝。

むろん、牝馬限定の秋華賞、エリザベス女王杯が含まれているとはいえ、牡馬牝馬の混合の安田記念、宝塚記念と、オール牝馬が優勝を飾っているのです。こんな年は過去にあったでしょうか。

  GI「マイルチャンピオンシップ」。今年は阪神競馬場で開催。単勝1.6倍と圧倒的な支持を集めたグランアレグリア。鞍上には毎週のように勝利者インタビューの台に立っているC・ルメール騎手。まさにGI請負人です。

  直前のスプリンターズSは4コーナー最後方から、神業的な末脚で豪快に圧倒したグランアレグリア。今回はサッと好位置をキープ。主導権を取ったレシステンシア。直後の2番手がラウダシオン。それに続いたアドマイヤマーズ、背後に昨年のマイルCS優勝馬インディチャンプ。その内側にグランアレグリアがガッチリと末脚を温存。

中団のインに早くもスカーレットカラー。2番人気のサリオスは大外枠もあってか、サウンドキアラと同じく後方に置かれます。

  前半の半マイルは46秒9、5ハロン通過が58秒5。高速馬場の現在の阪神ではスローに近い展開。

快調に飛ばしたレシステンシア、2番手のラウダシオン。直線も良く頑張っていましたが、好位からアドマイヤマーズが仕掛けて飛び出します。遅れてはなるまいとインディチャンプが馬体を併せに前に出て来ます。少し包まれ気味で追い出しが遅れてしまったグランアレグリア。ようやくアドマイヤマーズとインディチャンプの外に出ると、2頭の外から力強く伸びて来ました。その破壊力、パンチ力はケタ違い。あっという間に先頭に立って圧倒。牡馬陣をことごとく打ち砕きました。

インディチャンプが2着で、3着がアドマイヤマーズ。インをついて頑張った牝馬スカーレットカラーが4着。

最後方から直線大外をサリオスが伸びて5着。ラストは33秒1とメンバー最速を記録。グランアレグリアと2馬身差。展開が不向き、枠順が17番と不利が重なったとは言え、それは完敗でした。

それにしても、グランアレグリアは安田記念、スプリンターズS、マイルCSとGI3連勝。500k台のグラマー、グランアレグリア。いかにも牡馬陣が小さく見えるマイルCSでした。