
「これは来る!」私の脳裏を過った馬が、栄光のGIゴールをトップでテープを切りました。
2歳チャンプ決定戦
「朝日杯FS」。ダノン
プレミアム、アドマイヤマーズ、サリオスとクラシックに直結する重要な一戦。
私の予想は
◎グレナディアガーズ。3戦目で未勝利を勝ち上がったばかりですが、そのときのレベルが群を抜いていたのです。
2、3番手から直線でアッサリ抜け出すと、余裕綽々にアッサリ3馬身差の
ワンサイド。1400mの時計が1分20秒4、ラストが最速の34秒3。同じ日の
ファンタジーSをレコード勝ちしたメイケイエールが1分20秒1。翌日の
道頓堀S(古馬3勝クラス)を勝ち上がったジョーアラビカが1分20秒7。これらの馬たちと比較しても馬なりで遜色ないタイム。これは大変な馬だ!私は胸騒ぎが止まりませんでした。

そして枠順が2番枠。好位で対応できるグレナディアガーズにとっては願ってもない枠でした。人気は7番人気。
レースは主導権を取ったブルースピリットの外からルメール
騎手のモントライゼ(4番人気)が一気に先頭に立ちます。そして加速するように後続との差をグングンと広げ、前半の半マイルが45秒2。1000m通過が56秒9。とんでもないハイペースです。

ブルースピリットが2番手。直後にグレナディアガーズとショックアクション。グレナディアガーズの真後ろをピタリと追走する僚馬バスラットレオン。ここには3番人気のホウオウアマゾンもいます。

中団に控えた1番人気のレッドベルオーブ。それをマークする形で出遅れたステラヴェローチェ(2番人気)。
4コーナーから直線にかけて、ブルースピリットの外からグレナディアガーズが出撃態勢OK。真後ろがバスラットレオン。その内がショックアクションはギブアップ気味。同様にホウオウアマゾンも激しくステッキが飛びます。そして外からレッドベルオーブ。外に出せなかったステラヴェローチェは仕方なく進路を内に選択。

ラスト200mのハロン棒を過ぎてグレナディアガーズの
川田騎手がラストスパート。一気に先頭に躍り出ます。そこへ内のブルースピリットの外を通りステラヴェローチェが猛追。バスラットレオンもしぶとく頑張っていましたが、一番外からようやくレッドベルオーブが肉迫。

抜け出したグレナディアガーズが着差以上の完勝。ステラヴェローチェが2着。バスラットレオンをようやく捉えたレッドベルオーブが3着。5着がブルースピリット。ホウオウアマゾンが9着で速いペースで逃げまくったモントライゼは10着。

1分32秒3のレコード勝ち。私的に自信があった予想とはいえ、このレコードにはビックリ。逃げたモントライゼが速いペースで引っ張ったこともありますが、古馬準オープンのサンタクロースHで優勝したトリプルエースの1分32秒6を上回るタイム。楽しみな2歳グレナディアガーズです。

単勝1750円。馬単1万4610円。3連単は5万1360円。美味しい配当となりました。
