中京の日経新春杯は軽ハンデ馬がゴール前でどっと襲来!!
今年は中京での「日経新春杯」。ハンデ戦で波乱含みの様相を呈していました。加えて馬場がボコボコして泥が飛ぶコンディション。 1番人気が5戦4勝、目下2連勝中のアドマイヤビルゴ。対する皐月賞2着、ダービー、菊花賞がいずれも3着と、トップクラスの実績を誇るヴェロックスが2番人気。 私の◎はサトノソルタス(6番人気)。中京は昨年春の金鯱賞(芝2000)でサートゥルナーリアの2着。長期休養明けだった中日新聞杯をひと叩きしてハンデが55k。ここはチャンスと見ていました。 ミスディレクションが飛び出して内からダイワキャグニー(3番人気)。それに続いたショウリュウイクゾ。遅いと見たかインからアドマイヤビルゴ、ヴェロックスがインをついて好位置をキープ。そのあとのグループにサンレイポケットとクラージュゲリエがガッチリ。これらをマークする形でインにサトノソルタス。離れた最後方にポツンとミスマンマミーア。 前半5ハロンが60秒7の緩ペース。サトノソルタスは後方から内を通り中団に進出。ところが流れが遅かったのでごった返す展開。直線でコースの内側を通るアドマイヤビルゴ、ヴェロックスの人気馬は厳しい展開。そして中団のインで外に出そうとするサトノソルタス。ところが外から他馬に来られて、仕方なくインサイド寄りに進路変更。ところがインがゴチャゴチャで前がカベ。池添騎手が手綱を引いて、今度は再び外に進路を探します。 そんなときに3番手にいたショウリュウイクゾが早めにスパート。一気に先頭に立ってゴールを目指します。中団から外をクラージュゲリエ(4番人気)、内で踏ん張るダイワキャグニーは脚色がギブアップ気味。これを中団から抜けて来たサンレイポケット。 早目に抜け出したショウリュウイクゾ。クラージュゲリエが懸命に追います。そんな時に最後方から大外に出したミスマンマミーアがグングン強襲。 一方でサトノソルタスがようやくゴール前で伸びて来ましたが時すでに遅し。優勝はショウリュウイクゾが強襲したミスマンマミーアが2着。クラージュゲリエ、サンレイポケット、サトノソルタスの順でゴールイン。 アドマイヤビルゴは10着。そしてヴェロックスが9着。共にゴチャついた好位インで馬場に脚を取られた印象です。 優勝したショウリュウイクゾは初重賞制覇。鞍上の団野大成騎手も初めての重賞をゲット。ハンデ53kに恵まれたことと、ラスト35秒5の時計を要するコンディションがドンピシャ。2着のミスマンマミーアも52kと恵まれました。 サトノソルタスは直線の不利が重なり脚を余しました。外にすんなりと出すことが出来れば、かなり微妙な差になったはずです。
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