

あの無敗の3冠馬となった世代の大将
コントレイル。その圧倒的な人気を集めた
コントレイルが、3冠がかかった
菊花賞でクビ差まで追い詰めたアリストテレス。
菊花賞以来の登板、初めての急坂の中山コース。さらに加えて未経験の不良馬場。大丈夫なのか?と思いつつ蓋を開けると単勝2.4倍の圧倒的な人気。これはルメール
騎手が騎乗ということも大きいように感じました。とはいえ、穴党のサガからか、どこか危ないという隙間風も感じていたことも事実です。


前半は中団に待機して、3コーナー手前辺りから徐々に進出。4コーナーでは好位で展開するステイフーリッシュの外から先行馬を射程圏。その後ろをピタリとついてまわるヴェルトライゼンデ。そして外に出します。
先手を取ったジェネラーレウーノ。2番手追走のジャコマルが4コーナーで馬体を併せに行きます。そして先頭に立ちます。これにすかさず3番手のウイン
マリリンがつきます。その外からナイママが必至の応戦。

そして、直線に入り馬場中央からステイフーリッシュ、その外にアリストテレス。勢いから先頭に立ちそうな情勢。またアリストテレスの背後にいたヴェルトライゼンデが、内から伸びて来たラストドラフトを従えて懸命に迫ってきました。一方で後方から大外を狙ったサトノフラッグ(2番人気)は伸びかけたものの坂の手前でギブアップ。内ラチで頑張るウイン
マリリンとジャコマル。

勢いで一足先に抜け出したアリストテレス。外からヴェルトライゼンデと、内に併せたラストドラフトが一完歩毎に迫ります。そして、あと一押しといったところがゴールでした。その差は半馬身。

勝者のルメール
騎手は「トップコンディションでなかったけど勝つことが出来ました。こんな馬場でしたから直線が長かったです。また良くなっていけばGIを勝つことが出来ると思います」とコメント。
また、2着ヴェルトライゼンデもさすが
ダービー3着。クビ差で続いたラストドラフトも昨年の
AJCC(稍重)3着の実績馬。堅実派ステイフーリッシュは4着。入れ込みがちだったモズベッロが大外からゴール前5着。
案外だったサトノフラッグ(11着)以外は、各馬力を出し切った
AJCCでした。それにしても、
京成杯→
フェアリーS→
AJCCと
重賞3連勝のルメール
騎手。今年は年頭から快進撃です。
