見事な逃走劇で嬉しい悲鳴を上げる若き獅子!!
春のクラシックに向けて大きな足掛かりとなる伝統の「弥生賞・ディープインパクト記念」上位3着までに入れば皐月賞の優先出走権。 圧倒的な人気はGIホープフルSを圧倒して3戦3勝で臨んで来たダノンザキッド。単勝1.3倍と断然の1番人気。 ポンと飛び出したタイトルホルダー。有力馬を背後にして快調な逃げ脚。2番手のシュネルマイスターのルメール騎手は、後ろにいるダノンザキッドを意識してか、逃げ馬を無視して前を追いかけません。従って水が開きます。 タイムトゥヘヴン、テンバガー、ダノンザキッドと好位グループを形成。その背後に内からゴールデンシロップ、外にソーヴァリアントが続きます。3番人気のワンデイモアは後方で末脚温存策。 一人旅で気持ちの良い逃げを打ったタイトルホルダー。前半の5ハロンが62秒6の超スロー。まさに絶妙のペースに持ち込んだ横山武騎手。 直線ではシュネルマイスター、タイムトゥヘヴン、一番外から大きなフットワークでダノンザキッドが急追。 とはいえ余裕を持って直線に入ったタイトルホルダー。ラスト3ハロンが34秒5の二枚腰を披露。しぶとく伸びるシュネルマイスターを楽々振り切り重賞初制覇。皐月賞に向けて力強く踏み出しました。 鞍上の若き獅子、横山武騎手は共同通信杯を圧倒したエフフォーリアで見事な騎乗捌き。タイトルホルダーはこれまで戸崎騎手が騎乗。本番はどうするのか微妙ですが、横山典騎手の御曹司、春に向けて嬉しい悲鳴を上げているようです。
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