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衝撃の3馬身差!今年も無敗馬の優勝で第二のコントレイルの出現か!!


  「サイコーです!」と、開口一番マイクに向かい発声した若き獅子、エフフォーリアの横山武史騎手。それは、それは圧巻の3馬身差でした。

続けコントレイル!とばかり3歳の精鋭16頭が出走した「皐月賞」。3冠がかかる一戦で、話題を集めたのがGIホープフルSの優勝馬ダノンザキッド。対する3戦3勝の共同通信杯を圧倒したエフフォーリア。この2頭が他を離して1、2番人気。

降雨の影響でコンディションは稍重馬場。泥が跳ねあがる馬場状態。その中で予想通りワールドリバイバルが飛び出し、タイトルホルダーが2番手をキープ。その内側に青帽の4枠2頭、内側にエフフォーリア、外にダノンザキッドが併走する形。間もなく外からアサマノイタズラ、レッドベルオーブが並んで来て、その内側のダノンザキッドにプレッシャーをかけます。

中団にはアドマイヤハダル、ラーゴム、グラティアス等が一団で追走。そして後方にはステラヴェローチェ、ヴィクティファルス。さらにヨーホーレイクにディープモンスター。

前半の5ハロンが60秒3、この馬場コンディションを踏まえれば平均ペース。馬場状態から早めに動く展開。一団でダンゴのような状態。

3コーナーで2番手のタイトルホルダーが、たまらず先頭に立ちます。2番手はレッドベルオーブ。その直後の内にエフフォーリア。その時でした。どうしたのかダノンザキッドの川田騎手の手が早くも動きます。

  直線はタイトルホルダーを先頭に、背後からエフフォーリアが接近。ここでダノンザキッドは急激に脚色がダウン。外にいたレッドベルオーブも遅れ始めます。その後から外に出したアドマイヤハダル。内を狙ったステラヴェローチェ。この2頭、私の〇と◎が接近。

直線中程あたりで一気に仕掛けて先頭に躍り出たエフフォーリア。後続との差を一気に広げにかかります。2番手を死守するかタイトルホルダー。その内からステラヴェローチェが急追。外は大きなストライドでアドマイヤハダル。先頭に立ったエフフォーリアは益々快調。鞍上の横山武史騎手は全身で渾身のパフォーマンス。3馬身差、それはまさに独演会となりました。

2着争いが熾烈。懸命に粘るタイトルホルダー(2着)に内から迫るステラヴェローチェ(3着)。外からアドマイヤハダル(4着)。クビ・クビ・クビ差の大接戦でした。

ガッツポーズを幾度となく繰り返すエフフォーリアの横山武史騎手。喜びを全身で表す若き獅子。皐月賞は父の横山典騎手のセイウンスカイに続く親子制覇。

昨年のコントレイルに続く無敗馬の皐月賞優勝。いよいよ次は競馬の祭典、日本ダービー。横山武史騎手の胸は高鳴ります。

一方で、1番人気のダノンザキッドはブービー15着と惨敗。果たしてダービーで雪辱できるのか、動向が注目されます。