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嗚呼、残念無念のオークス行きのチケット!!


凄いスケールを感じていた3歳牝馬メイサウザンアワー。桜花賞は間に合わなかったもののスタミナを生かせるオークス向きとみていました。厩舎サイドもオークスがベストと考えたようで、11月の赤松賞のあと「フローラS」一本に渾身の仕上げ。2着に入ればオークス本番に行ける。厩舎サイドも相当自信があったはずです。とにもかくにも1勝馬なので全力投球でぶつかって来るはずだ!私はそう考えて◎に推奨。

  とは言え勝負事は下駄を履くまでわからないと、よく言われることですが、今回の「フローラS」を振り返って、つくづく思うのでありました。

  メイサウザンアワーは6番人気。スタートの上手な馬で好ポジションを取れるだろう。開幕週で東京芝2000mの7番枠。上々の枠順です。休養明けで馬体重が14k増。おそらくほとんどが成長分だろうと、私はそう受け取りました。

  大外から主導権を取ったアンフィニドール。先頭に立つと後続をグングンと引き離しにかかります。2番手グループの筆頭にララサンスフル。スライリー、その内にメイサウザンアワー。外からじんわりとルメール騎手のクールキャット(5番人気)が進出。

この日、1番人気のオヌールは中団。その背後にユーバーレーベン(2番人気)がピッタリとマーク。3番人気のパープルレディーは後方です。

前半の5ハロンが60秒2。開幕週でスローに近いペース。離れた2番手以下は超スローの展開。従ってラスト3ハロンは33秒8の高速決着。

直線インをピッタリにアンフィニドール。2番手がララサンスフル。その外からスライリー。その動きを見て動き始めたクールキャット。

これらの内で仕掛けどころを探っていたメイサウザンアワー。直線中程で前のアンフィニドールとララサンスフルの僅かな間隙を突いて、こじ開けるように割って前に出ようとするときに接触。そのときでした。外からスライリーとクールキャットが並ぶように出て来ました。

高速決着の中で抜け出すクールキャット。頑張るスライリー。ようやく態勢を整えて追撃に入るメイサウザンアワー。一方で中団から外を鋭く伸びて来たユーバーレーベンが強襲。一気に3番手に上がって来ました。それでもギアチェンジしたメイサウザンアワーが盛り返します。

ゴールはクールキャットを先頭に2着以下が写真判定。結果はハナ・クビ差でスライリー、ユーバーレーベン、メイサウザンアワーの順。

メイサウザンアワーの石橋脩騎手は「直線で前を塞がれたのが痛かったです。勝負を賭けていたので残念です」とポツリ。肩を落としていました。私もこの馬でオークスを狙っていたので実に悔しいです。

一方、1番人気で小柄なオヌールは馬体減(8k減)が響いたか8着。パープルレディーは6着。逃げたアンフィニドール(4番人気)は13着。