これがあの女傑を一蹴した新女傑!その強さは神がかり!!
単勝1.3倍と圧倒的な人気に支持されたグランアレグリア。マイルの女王決定戦「ヴィクトリアマイル」。あの一世を風靡した女傑アーモンドアイが、昨年独走を演じた一戦。そのアーモンドアイを安田記念で影も踏まさなかったのがグランアレグリア。 その新女傑グランアレグリアにとっては、どんな勝ち方をするのか、2着はなにか、ファンの衆目はそこに集まっていました。 アーモンドアイに騎乗し、グランアレグリアの強さを肌で知る男、C・ルメール騎手。そのルメール騎手にとっては、グランアレグリアで「まず負けない!」と言う自信で溢れていました。 内からクリスティが先頭に立つと、外にはスマイルカナが前に出るぞ、という構えで並びかけそうな勢い。その外には大外枠のレシステンシア(2番人気)。直後の内にイベリス。それに並ぶようにディアンドル。少し行きたがっています。 そしてこれらを前に見てマジックキャッスルを内に、グランアレグリアは中団の外。その背後にデゼル。内にランプリングアレー。大きく出遅れた3番人気のテルツェットは後方に置かれました。前半の半マイルが46秒0。昨年と同じように緩みない流れで進んで行きます。 そして直線に入ると、クリスティを先頭に、外からスマイルカナとレシステンシアが急接近。その背後にマジックキャッスルが虎視眈眈。 ラスト400mでレシステンシアが先頭に躍り出ると、一番外からグランアレグリアのルメール騎手の手が動き出します。そして残り200m辺りでグランアレグリアがケタ違いの破壊力で一気に先頭に躍り出ました。あっさりと後続を置き去りにして、余裕綽々と後続に4馬身差。圧倒的な強さで相手を手玉に取る一人舞台。 1分31秒0、ラスト3Fが32秒6。次元の違いをまざまざと見せつけるかのようなワンマンショーでした。 ゴール前で横一線に並んだ2着争いは、内から2番手に浮上したマジックキャッスルを、ゴール寸前で外から鋭く伸びた10番人気ランプリングアレーが、内のマジックキャッスルを捉えてクビ差2着。 先手が取れない厳しい展開ながら、ディアンドルがしぶとく食い下がって4着と好走。またインサイドから鋭く追い込んだシゲルピンクダイヤが5着。そしてレシステンシアは6着に後退。ダノンファンタジーとデゼルはそのあとでした。 レースはラスト3Fが33秒4と超ハイレベルの争い。それにもかかわらず余裕綽々だったグランアレグリア。安田記念の連覇も視界に入って来ました。 一方で、この日、9レースでJRA通算1400勝に到達したGI請負人、C・ルメール騎手。そのオーラと勢いは留まることを知りません。
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