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今年はラチすれすれに新潟記念男が強襲!!


波乱を予測させる夏の終わりの伝統の一戦「新潟記念」。今年も17頭と大挙して参戦。1番人気はエプソムカップを制したザダルでしたが、中京記念3着のクラヴェル。函館記念を圧勝したトーセンスーリヤ。そして好調パルティアーモにラインベックと、人気は差なく続きました。

強力な逃げ馬が見当たらないこともあって、内からまわりを見るようにショウナンバルディが主導権を主張。いつものようにラインベックが2番手をキープ。その背後にマイネルサーパス、ギベオンが約束されたかのように狙っていたポジションを確保。その後ろにリアアメリアがいて、ザダルはその直後。

好スタートを決めたトーセンスーリヤは横山和騎手が意識的に中団まで下げます。その後ろの後方待機組にはクラヴェルと、ヤシャマル、そしてマイネルファンロン。前半の5ハロン通過が60秒ジャスト。

新潟は春開催が福島の代替開催も含めてロングラン。馬場の傷みも目立って来ており内側がかなりボコボコ状態。従ってインよりも外側を走らせたいところです。

直線に入ると内を開けて逃げるショウナンバルディの外からラインベック、その外にリアアメリア。内からレッドサイオン。ラスト200mで馬場の中央をラインベックが先頭に立ちかけます。外側からヤシャマルとクラヴェルが急接近。そのとき大外からトーセンスーリヤ、また外ラチ沿いからマイネルファンロンが猛然と強襲。

ヤシャマル、クラヴェル、トーセンスーリヤ、マイネルファンロンが横並びでゴールイン。内を通った先行馬は総崩れ状態。

結果は一番外の12番人気のマイネルファンロン。嬉しい初重賞制覇。6歳の夏でした。M・デムーロ騎手は6年前のパッションダンスに続く新潟記念制覇。4年前がアストラエンブレムで2着、一昨年と昨年のジナンボーで連続2着。まさに“新潟記念男”そのものです。

1番人気のザダルは13着に失速。これまで大崩れの少なかったタイプですが、トップハンデの57.5kが応えたとは思えず、パワフルな馬場の内側で嫌気が出たのかも知れません。