fbpx

GI6勝で10億円突破!!鞍上C・Rは1500勝の輝き!!


  10番人気馬の優勝で度肝を抜いた「エリザベス女王杯」から1週後の「マイルチャンピオンシップ」。GI5勝の女傑グランアレグリアが登場。ここが現役最後のラストランとあって期待値もうなぎ上り。単勝1.7倍!鞍上にはリーディングジョッキーのトップを独走する恋人Cルメール騎手。

「来年引退する藤沢和先生のためにも負けられない!」と、強い思いがルメール騎手にはあったようです。

それでも天皇賞の激しいレースの後の中2週で大丈夫だろうか? 私にはどうしても拭いされない不安が脳裏を渦巻いていました。

秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」。スタートと同時に最内から先頭に立ったホウオウアマゾン。後続が控えたために前半の3ハロンが35秒6。過去10年で一番遅いペース。そのため3番手追走のサリオスが少し掛かり気味。その外ではカーッとなったグレナディアガーズが、口を割って飛んでいきそうな勢い。これには手綱を懸命に引いて立ち上がらんばかりの池添騎手。

好位にインディチャンプ。2番人気のシュネルマイスターは中団のインをキープ。その外にダノンザキッド。そして後方で末脚を温存して仕掛けのタイミングを探るグランアレグリアのルメール騎手。

  直線に入ると逃げるホウオウアマゾンにサリオス、その外からインディチャンプ。やや外目からグレナディアガーズが浮上。大外から肉薄してきたグランアレグリア。

ラスト200mは各馬が横一線。内から割って出て来たシュネルマイスター。そしてグレナディアガーズの外からケタ違いの豪脚でグランアレグリア。

ゴール前は内からインディチャンプ、シュネルマイスター、ダノンザキッド、一番外のグランアレグリアの激しい叩き合い。

この戦いを制したのがグランアレグリア。そしてシュネルマイスターが外から迫るダノンザキッド、内のインディチャンプを抑えて2着を確保。

「これがグランアレグリアなのだ!みんな見てくれただろう!凄いよ彼女は!さあ、みんな彼女に拍手だ!」。ルメール騎手は何度も何度も彼女、グランアレグリアを称えるガッツポーズをスタンドのファンに向かって訴えていました。そして、グランアレグリアの首筋あたりをポンポンと叩きながら何度も何度も労をねぎらうルメール騎手。それは彼にとってのJRA1500勝達成の記念すべき一戦でもありました。7048戦目と言う史上最少の騎乗での栄光。

そしてグランアレグリアはこれでJRAのGI6勝で10億円を突破!!あの歴史的な女傑アーモンドアイに、安田記念で土を付けたグランアレグリア。

昨年のアーモンドアイに続きターフとファンに別れを告げた歴史的なラストラン。阪神でのマイルチャンピオンシップは、まさに拍手と喝采の嵐でした。