
皐月賞と同じ中山の舞台で、同じ距離を走る
「弥生賞ディープインパクト記念」。
皐月賞に直結する重要な一戦。
3戦3勝とクラシック最有力候補ドウデュース。
皐月賞に向かって足慣らしと言う意味からか参戦して来ました。
当然ながら2.2倍の一本人気。私はドウデュースが人気の中心ならば、10月の東京、アイビーSで1馬身余りの3着に頑張った
アスクビクターモアで勝負になると推察。しかも、当時は2番手のインで引っかかり気味。外からドウデュースにプレッシャー。内容的には互角と見ました。
なにより今回の
弥生賞は中山内回りの2000m。実際、中山で2戦2勝の実績。顔ぶれから間違いなくスロー。前で対応できる器用さをプラスと判断。「アスクビクターモアで行ける!勝てる!」と見て自信の◎。
メイショウゲキリンが4番手で控えると、難なく先頭に立ったリューベック。淡々としたスローペースに落とします。この流れにアスクビクターモアは2番手の正攻法。これをマークする形でドウデュース。そのインにボーンディスウェイ。

早めに前に出て来た中団のインにマテンロウレオの
横山典騎手が背中を丸めるようにして、かかり気味のマテンロウレオを懸命に抑えます。そして、2番人気のインダ
ストリアが後方で外に逃げ気味。その内にジャスティンロック。
前半の5ハロンが61秒1。この遅い流れに3コーナー手前で動いたのが後方にいたロジハービン。一気に外からまくり気味に2番手のアスクビクターモアに接近。ところがアスクビクターモアを強引に捉えるまでにはいかず見せ場はここまで。

4コーナーをまわり直線入り口で動いたアスクビクターモアが逃げるリューベックに並んで行きます。好位キープから直線外目に出したボーンディスウェイがしぶとく伸びます。その外からドウデュースが肉薄。
先頭に立ったアスクビクターモアに迫るドウデュース、ボーンディスウェイ。内からジャスティンロック。直線大外からようやくインダ
ストリア。

結果はアスクビクターモアの押し切り勝ち。父が今回、唯一の出走の
ディープインパクト。見事に父の冠レースを制しました。


2着がドウデュース。3着はボーンディスウェイ。インダ
ストリアは大外から詰め寄ったものの5着。大いに見どころのあった前哨戦「
弥生賞ディープインパクト記念」でした。
