

圧巻の2馬身差!度肝を抜いたGI
「宝塚記念」。今年前期の頂上決戦、63回目を迎えたグランプリ「
宝塚記念」が、阪神の内回り芝2200mで行われました。
栄光を手にしたのは
タイトルホルダー(2番人気)。
横山和騎手とのコンビで、先の
春の天皇賞で7馬身差の独演会。思えば、昨秋の
菊花賞で弟の横山武
騎手のコンビで5馬身差。いずれも阪神の舞台でした。
とは言え、今回は速いペースで逃げる連勝中のパンサラッサ(6番人気)が参戦。他にも同じような先行タイプがいて、
天皇賞のような楽なペースにはならないだろうと危惧する見方もありました。
ところが、事実は小説より奇なり。抜群のスタートを決めた
タイトルホルダーが、相手構わず仕掛けて主導権を取りに出ます。
スタートでエンジンのかかりが鈍かったパンサラッサの
吉田豊騎手が、しごいてようやく外から先頭に立ったのが1コーナー辺り。
タイトルホルダーはこれを予定していたかのように2番手にすんなりと控えます。
タイトルホルダーを最大のライバルと考えたディープボンド(3番人気)の和田竜騎手は、
タイトルホルダーの背後にピタリと付けます。内にはアフリカンゴールド。その後ろがヒシ
イグアス(5番人気)。

本来であれば、この辺りのポジションに位置するはずのルメール
騎手のオーソリティが、スタート直前に右前の跛行で無念の除外。
そして、この日、1番人気に推されていたエフフォーリアは、中団の外を仕掛け気味に追走。それをマークするように
デアリングタクト(4番人気)。
パンサラッサが引き離した逃げで、前半の5ハロンを57秒6。そして、1600m通過が1分33秒4。まさに目を疑うような驚愕のハイペースです。
展開的には末脚温存型に有利な流れでしたが、その定説を木っ端微塵に打ち砕いたのが
タイトルホルダー。2番手から直線に向かうやいなや一気にスパート。パンサラッサを捉えて先頭に立つと、その勢いは衰えることなく余裕の2馬身差。時計が2分9秒7のレコード樹立。


2着争いは好位置で展開したヒシ
イグアスが持ち前のしぶとい末脚で2着を確保。同じ2番手争いをディープボンドが食い下がっていましたが、ゴール前で外から伸びて来た
デアリングタクトがハナ差捉えて3着。

そして、今回はブリンカー着用で臨んだエフフォーリアは、仕掛け詰めの流れの中で追走に手一杯。6着がやっとと言った印象でした。

8年前、
横山和騎手の父、
横山典騎手が
ゴールドシップで
宝塚記念を優勝。父子による
宝塚記念制覇でしたが、実は祖父の横山富元
騎手がメジロムサシで優勝。栄えある横山一家、3代に渡る
宝塚記念制覇となりました。
この秋は多くの期待を背負って渡仏。凱旋門賞の舞台に立っているのでしょうか。
