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なんと7歳で初GI制覇!母は短距離の女傑!!


  それは、まさに人馬一体!感動のGI制覇となりました。秋のGI第1弾となるスプリンターの決定戦、「スプリンターズステークス」

快挙を成し遂げたのが、あと2ヵ月と少しで8歳を迎えようとしていたジャンダルム。まさに待望のGI制覇。鞍上の荻野極騎手は25歳で栄光のGIジョッキーとなりました。

圧倒的な人気に推されたのがメイケイエール。直前のセントウルSをレコードで圧倒!とは言え、今回はセントウルSから中2週の強行軍。果たして反動はないのか、私にはそれがどうしても気がかりでした。

そして、注目していた日本レコードホルダー、韋駄天テイエムスパーダが絶好の1番枠。スタートをポンと決めれば間違いなく主導権。この馬のペースで進むはずでした。

ところが、どうしたことかテイエムスパーダが、なんとなんと、よもやのスタートミス。後方に置かれたのです。それならばとばかり好発のファストフォースが、しごいて先頭を狙います。

それはマズい!必死にしごいてテイエムスパーダが、先頭に立ったファストフォースに内から並びかけてようやく先頭。それを直後で見る形になったのが2番枠の8番人気ジャンダルム。その背後にメイケイエールがポジションを取ります。これにピッタリと2番人気のナムラクレア。そこにはダイアトニック。その後ろにウインマーベル(7番人気)。

そして、後方には高松宮記念を制したナランフレグ(7番人気)、GI馬シュネルマイスター(3番人気)。

前半の3ハロンが32秒7。10年前のロードカナロア以来の速いペース。4コーナーをまわるとテイエムスパーダに並びかけるファストフォース。そこへ直後のインを進んだジャンダルムが、勝負所と見て猛然とラストスパート。そして直線で一気に先頭に立つと、その勢いのままゴールを目指します。

なんと好位にいたメイケイエールが息切れ。そこへ後続がどっと押し寄せます。馬込みを割るように伸びて来たウインマーベルが強襲。外からナランフレグ、ダイアトニック、大外のナムラクレアも押し寄せて来ました。

なんとかクビ差ウインマーベル振り切ったジャンダルム。母が短距離の女傑ビリーヴ。100%力を出し切った見事な騎乗を見せたジャンダルムの荻野極騎手。感動的な騎乗でした。

大接戦の争いはウインマーベルとナランフレグが2、3着。ダイアトニックが4着でナムラクレアが5着。

1番人気のメイケイエールが14着。レコードの反動からか惨敗となりました。