
彼は恥ずかしそうに勝利のガッツポーズ!夢にまで描いていたGI制覇。25歳の若き獅子、
坂井瑠星騎手がGI初優勝。
「秋華賞」で3番人気に推された
スタニングローズが、ゴール前で先頭に立つと、外から肉薄する同
厩舎のナ
ミュール(2番人気)、内から猛然と突っ込んで来た2冠馬スターズオンアース(1番人気)の追撃を振り切り栄冠をゲットしました。
スタートでスターズオンアースが出負け。隣の馬に前に入られて最後方近くに置かれる致命的な不利。主導権を取ったブライトオンベイスの2番手はスタートで放馬したサウンドビバーチェ。そして4番人気のアートハウスが3番手のポジションをキープ。この直後にピタリとスタニングローズ。

スタニングローズと同じ
厩舎のナ
ミュールは中団。そして後方にはスターズオンアースとその外にプレサージュリフト。最後方がポツンとライラック。
前半の5ハロンが59秒7でスローに近いペース。そして、結果的にラスト4ハロンが46秒6。上り3ハロンが34秒8。後方待機馬には厳しい戦いとなりました。

2番手のサウンドビバーチェが直線入り口で先頭に立ちかけ、それにアートハウスが続きます。さらにそれを見てスタニングローズが上昇。中団のナ
ミュールも外をまわりラストスパート態勢。そして後方で展開していたスターズオンアースが直線で馬込みの中に突入。また、後方のプレサージュリフトとライラックが一番外から追撃態勢。

ラスト200m過ぎにアートハウスに変わって先頭に立ったスタニングローズ。その外からナ
ミュール。その内から前の馬をかき分けるように鋭く迫るスターズオンアース。この3頭が抜け出し、スタニングローズが何とか振り切り優勝。ナ
ミュールがハナ差スターズオンアースを抑えて2着。

少し離れた4着には中団から押し上げた
メモリーレゾン。5着がアートハウス。結果的には人気サイドの決着となりました。

時計が1分58秒6。この日、直前の
西宮Sに
秋華賞を除外された
オークス4着のピンハイが登場。ここでは役者が違うとばかりに横綱相撲。1800m=1分44秒3、ラスト33秒0の好タイムをマーク。もし、
秋華賞に出走していたら・・と悔やまれます。
