新年明けましておめでとうございます(^^♪新年を迎えて思うこと・・。
2013年、平成25年、新年明けましておめでとうございます。新しい年を迎えていかがお過ごしでしょうか。 旧年は突然の暮れの衆議院総選挙。民主党政権から自民党政権に再び戻りました。棄権という手段の是非はともかくとして、余りにも低い投票率59.32%は戦後最低とか。私たちは苦難の末に民主的な選挙権を手にしてから、悲しいかな半世紀と少しで約半数近くの人がその民主主義の重要な権利を投げ出した格好にもなりました。圧倒的な議席数を確保した自民党にしても、自民党への投票者が50%も越えられなかった現実。
そして、全国27選挙区の「1票の格差」を憲法違反であるということで、全国27の裁判所に一斉提訴した各弁護士グループ。当たり前の権利、法の上の平等という民主主義の根幹の炎が消え隠れしている現実を、私たち国民はもっと知らなければなりません。
昨年、競馬界はオルフェーヴルという旋風に巻き込まれました。曰く、断然の人気を集めた阪神大賞典で不可解な2着敗退。続く春の天皇賞では事件的な11着の惨敗劇。競馬に絶対はないとは言うものの長年の競馬ファン、競馬を良く知るファンからはブーイングが聞こえてきたほどです。
その一方で、凱旋門賞に挑戦したオルフェーヴル。ロンドン五輪の熱も冷めていない中にあって、日本の競馬ファンが心をひとつにオルフェーヴルの大合唱。
「おお、やったー、それ行け、オルフェーヴル!」という熱い声援も空しく伏兵のソレミアに足元をすくわれて惜しい2着。日本馬初めての金字塔を、あと僅かで打ち立てることは叶いませんでした。
そして、帰国後、そのオルフェーヴルを待ち受けていたのが、牝馬3冠を達成したばかりのジェンティルドンナ。注目のジャパンCで激しい激闘。牝馬の勢いにハナ差競り負けてしまったのです。常に誰もが認めた断然の主人公でありながら、結局、昨年のオルフェーヴルは国内で宝塚記念の1勝のみ。オルフェーヴルとて競馬の厳しさを知ることになったようです。
昨年の有馬記念でも2番人気と高い支持率を集めたルーラーシップ。まだ教えることが多くて未完成だとまで言われていたのですが、新年早々にいきなり引退宣言。キングカメハメハと女傑エアグルーヴという絵に描いた超良血。引退は国内のGIを優勝してからでも、という声が聞こえる中での決断でした。彼、ルーラーシップの産駒が登場してくる頃は、宿敵オルフェーヴル、ゴールドシップの姿もないはずです。いったいどんな情勢になっているのでしょうか。
昨年からJRAパットでも地方の限定レースの馬券を買えることになりましたが、そんなおり、広島県福山市にある福山競馬場の年度末、今年3月の廃止が決定しました。一昨年の荒尾競馬場に次ぐもので、地方競馬ファン、そして関係者、その家族にとっては、予期されたこととはいえ、現実の厳しさという強風にさらされることになりました。これで中国地方からは全て競馬場が消えることになるのです。
中央、地方問わず競馬はひとつの文化。生産→育成→トレーニング→競走。このサイクルは他に見ることができない文化なのです。日本の競馬150年史といわれた昨年でしたが、荒波は容赦がないことをひしひしと感じております。
次はどこだ!ということではなく、何とか再建の方策、そして法的な保護策も含めて、競馬という大衆文化の存続に、知恵を出し合えないものか、関係者は真剣に向き合ってほしいものです。
今年2013年、という一年が競馬ファンにとって、多くの笑顔で溢れるような年になることを深く祈念してやみません。
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