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GI史上まれに見る大激戦!大接戦を制した切れ者!!
その時、私は全身が痺れる感覚を感じて、拳をグッと握り直して「ミライ~!」(ロータスランド)と、叫んでいたのです。
春のGI「高松宮記念」。圧倒的1番人気は昨年の2着馬レシステンシア。2番人気がメイケイエールで、これにグレナディアガーズ、サリオスと続いていました。
好ダッシュを決めたレシステンシアが引っ張る展開。直後にはジャンダルムが付きます。さらにキルロードがライトオンキューと並んで追走。中団のインにサリオス。その外にロータスランド。そして出遅れたメイケイエール。トゥラヴェスーラはそのインを追走。スタートで後手にまわったグレナディアガーズはナランフレグと共に後方で展開。
前半3ハロンが33秒4。同じ重馬場だった昨年の34秒1を上回る展開。4コーナーを先頭でまわったレシステンシア。外に続くジャンダルム。キルロードが3番手。内にライトオンキュー。内からトゥラヴェスーラが追い出しをかけます。サリオスがキルロードの直後にいます。その背後にいたロータスランドは前が詰まる不利。最内を狙ってナランフレグ。
先行したレシステンシアにトゥラヴェスーラが並びかけます。その窮屈な間を狙って突っ込んで来たナランフレグが強襲。この2頭の外からキルロード。そして不利から盛り返して来たロータスランド。
4頭が並んで激しい叩き合い。決め手で勝るナランフレグがクビだけ抜け出したところがゴールでした。トゥラヴェスーラ、キルロードの外からロータスランド。ゴール寸前で大外から追い込んで来たメイケイエール。
結果はナランフレグ(8番人気)が優勝。2着にロータスランド(5番人気)。以下、キルロード、メイケイエールで、レシステンシアは6着。
私の予想で△◎で馬連が的中!3着のキルロード(17番人気)は、さすがに予想上厳しかったですが、▲トゥラヴェスーラ(7番人気)はあと一歩の4着。3連単が278万4560円。大波乱となりました。
1番人気のレシステンシアは昨年が阪急杯を叩いて本番。今年が12月の香港以来の登板。デビュー以来、最重量の516k。明らかに調整不十分だった印象です。また、サリオスは休養明けに加えて、いきなりの6ハロン戦。皐月賞、ダービー2着馬でも、スピードに乗り切れませんでした。
優勝したナランフレグは初めての重賞優勝が今回のGI制覇。なんと言う大金星。また、丸田恭介騎手はデビュー16年目でのGI制覇。厳しい勝負の世界だけに、清々しい丸田騎手の涙でした。おめでとう、丸田騎手!
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