4コーナー手前から11秒5-11秒3とペースを上げた逃げたトロワゼトワル。これは◎に推した私にとっても織り込み済み。2、3番手のミラ
アイトーン、クリノ
ガウディー、
グルーヴィットは1400m通過が1分20秒7の時点でギブアップ気味。
これらの馬たちを尻目に大きなリードを取って逃げるトロワゼトワル。その時でした外から猛然と大きなストライドで肉迫して来た馬がいました。同じピンクの帽子
戸崎騎手のサトノアーサーでした。
夏の新潟の名物レース伝統の
「関屋記念」。私は春のGI
ヴィクトリアマイルで緩みないペースで引っ張りアーモンドアイの4着。サウンドキアラ、ノームコアと大接戦。ダノンファンタジーに先着。破格の内容を見せたのです。
新潟のマイル戦は外回り。スタートしてから3コーナーまで一直線。従って逃げ争いになり辛い形態。ゆえにトロワゼトワルにとっては楽に一人旅に持ち込みやすい一戦でした。

実際、迷わず先頭に立ったトロワゼトワル。少し間を開けた形の2番手がミラ
アイトーン。以下、積極的に前に出て来る馬が見あたりません。
1番人気のアンドラステは中団のインをキープ。2番人気のプリモシーンがこれをマークする形でインをキープ。好位4番手を前後する形で3番人気の
グルーヴィット。
それに続く4番人気がサトノアーサー。スタートで後手を踏み最後方に置かれます。
戸崎騎手は4角までこの位置でじっと我慢。そして4角で馬込みの中に突っ込み、直線ラスト400mあたりで外に出すことが出来ました。
快調に逃げるトロワゼトワル。セーフティーリードとも思えましたが、外に出したサトノアーサーの伸び脚が際立ちます。内の馬込みの中からアンドラステとミッキーブリランテがしぶとく伸びて来ました。

ゴールまで残り50m。内で懸命に頑張るトロワゼトワル。外からサトノアーサーが迫る。残り10mを切ったあたりで並んだサトノアーサーが、強靭な末脚で一気に差し切りました。3着にアンドラステ、そしてミッキーブリランテが4着。

サトノアーサーは一昨年の
エプソムカップ以来の6勝目。当時、騎乗していたのが今回と同じ
戸崎騎手。まさに縁があるようです。また、
戸崎騎手は怪我で長い療養から復帰後、初めての
重賞勝ちでした。

私の予想は☆◎〇の決着。3連単が惜しかったのですが、馬連7230円。3連複1万1820円は嬉しかったです。
