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Archive for 2010年10月20日

埼玉栄冠賞で◎○△ドリーム馬券!3連単14万3220

Img_0848_250  10月13日、水曜日。この日は浦和競馬場でSIIIの「埼玉栄冠賞」。埼玉新聞社のご招待を受けて競馬場。久しぶりの浦和競馬場でしたが、スタンドの前に並ぶ出店から美味しそうな匂いは、相変わらずで懐かしさを覚えるほどでした。
 さて、腹ごしらえとばかり、いつもの近くの蕎麦屋さんから「親子南蛮うどん」を注文。たっぷり入ったうどんと、美味のかしわ(鶏肉)に、かつおと昆布でしっかりダシを取ったであろう極上のうどんつゆ。これを食べるといつも幸せ気分で競馬に臨めるのです。ゆえにこれをひとつの愉しみに浦和競馬場に来たところもありました。
 とはいえ、実はこの埼玉栄冠賞のメンバーを見たときから、私の脳裏にズシーンと、入って来るものがあったのです。過去にもメンバーを眺めていて、何んともいえないようなトキメキが、頭のテッペンからズンズンと来ることがあっImg_0849_250 たのですが、今回もそれでした。長年培った“勘”のようなものでしょうか。
 そのズシーンと来た馬がドリームトレジャー。この前の札幌戦で走っていたと思ったらいつの間にか南関東、船橋競馬場・佐々木功きゅう舎に転きゅう。JRAでは美浦トレセンの阿部きゅう舎に所属。1000万を勝ったときは朝日杯FS1番人気のスズジュピターをちぎり捨て独走。まだ5歳で4勝の実績。2走前の函館、漁火ステークス(準オープン・芝1800m)では、クラシック級の逸材、トーセンジョーダンや、重賞3、4着のミッキーパンプキン級を相手に、見せ場十分の0秒8差8着。この内容から復調なったと判断。
Img_0851_180  それではダートはどうか、というと、これまでダートは1度だけ経験。16頭立ての9着に敗れましたが、もっとも当時は芝でも未勝利で8、9、13着と惨敗続き。体調とか精神面で完成途上だったようです。1回しか走ってないので未知数ですが、父がパワー型のコマンダーインチーフ。更に、前走の札幌ダートの調教でラスト3ハロンが37秒6、ゴール前は12秒1という抜群の時計を計時。ダートの巧みさを披露。
 そして9月の浦和の調教試験では馬なり状態で楽々一発パス。当日の具合、感じさえ掴めれば勝負になる、いや勝ち負けできると判断。そのドリームトレジャーは本多騎手を背に、当日の返し馬で馬場を確かめ、馬に確認させるように入念な調整。馬体重がプラス3K。仕上がりは申し分なし。
 相手はマーキュリーCでカネヒキリを相手に、離されたとはいえ2着だったブルーラッド。顔ぶれがグンと弱化しているし、強敵はこの馬しかいない!この2頭でいこう、と決めて発売窓口に直行。
 結果はその通りでした。単勝1・9倍と圧倒的な支持を集めたブルーラッドが3角で先頭 Img_0856_250 に並びかける強気の競馬。それをマークしていた4番人気のルクレルクの戸崎騎手がピタリと直後につき直線。インコースの好位置に早目に進出したのが、お目当てのドリームトレジャー。54Kという斤量面の有利さもあって、追い出されるとグングン加速。外のブルーラッドを一気に抜き去ってゴールイン。
 ホンダ!ホンダ!の連呼に応えてくれたドリームトレジャー。そして思わずガッツポーズ。周りの人からも「おめでとうございます。わたしも獲りました!」という声も。
 単勝が2410円、馬複(馬連)6300円。3連複が1万3680円。そして3連単は14万3220円。穴党には堪えられない配当が並びます。
Img_0859_250_3   ウイナーズサークル横では佐々木調教師、丸山埼玉新聞会長と関係者が記念撮影。そして帰りは浦和の蟹料理の店で祝杯。ああ、思い出の幸せな一日でした。ハイ。

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毎日王冠と京都大賞典は来る天皇賞やジャパンCに何をもたらしたのか!?

 ウオッカが牝馬としては64年ぶりに日本ダービー制覇という大変な偉業を達成して以来、○○年ぶりという言葉を聞くと、なんとも胸がときめくのです。
 そんな中で、先週は○○ぶりという言葉がニュースとなって伝わってきました。毎日王冠がそれです。このレースは最終日に行われる天皇賞の前哨戦。というわけで、天皇賞を狙う有力馬が参戦。
 ところが、今年は菊花賞に出ても有力視される3歳の代表格であるペルーサ、アリゼオ、エイシンアポロンが登場。過去10年、7頭の3歳馬が毎日王冠に乗り込んで来ましたが結果はすべて着外。古馬の壁というより菊花賞に出ても勝てそうにもないから、あるいは距離が長いから毎日王冠を選んだという馬がほとんどでした。単に馬のレベルの問題だと思われます。
 ところが、今年は違いました。圧倒的な強さで青葉賞を独走し、まさに向うところ敵なし状態だった大物ペルーサが登場。残念ながらダービーは2番人気に推されながら、致命的な大出遅れ。このアクシデントがありながら直線大外から鋭く0秒5差6着。敗れてさすが!という認識をファンにアピールしました。
 更に、スプリングS優勝、皐月賞5着のダービーでも穴人気に推されたアリゼオ。GI朝日杯FSで大将格ローズキングダムに2着と続いたエイシンアポロン。この3頭の3歳馬が古馬に挑戦する形で毎日王冠に参戦。
 ところが、今年は昨年のようなウオッカとかカンパニーといったGI馬としての風格のような物を持っている古馬が不在。安田記念を制し3連勝のショウワモダンはその3戦が、7、6、8番人気。ゆえにペルーサが圧倒的な人気に推されることは、当然と言えば至極当然でした。
 逃げるのはシルポート1頭。約束された単騎逃げ、一人旅のように映りましたが、休養明けのオールカマーから中1週。恐らく一杯一杯の仕上げだったと思います。スタートでまたもやペルーサが出遅れ。
 前に行かないと勝ち目がない、天皇賞出走には何んとしても勝たないと・・と考えたのかアドマイヤメジャーが、これまでとは一転、2番手の積極策。3番手に内にエイシンアポロンとその外にスマイルジャック。これらはいずれもスロー対策。その後にショウワモダンとアリゼオ。そしてマイネルスターリーとネヴァブション。ペルーサはポツンと最後方。
 前半の5ハロン通過が58秒9。やや重馬場ではゆるみのない流れ。ところが、日経のN記者いわく「昼頃に芝生の上を靴で歩いたら、靴に水分がつかないんですよ。普段、重馬場なら靴がビショビショになるんですが、見た目以上に馬場の渇きが早かったんでしょうね。あれだとアウトサイドを走った馬は厳しいでしょうね。インサイドはビロードのように芝が生え揃ったコース。ロスなく走った馬が断然有利ですよね」と、私の耳元で囁いていました。
 まさしくその通りの結果となりました。好位置からエイシンアポロンが抜け出し、その直後で機を窺っていたアリゼオが、直線で進路をインサイドに入り、激しい叩き合い。ハナ差アリゼオが勝負強さ発揮して優勝。2着が惜しかったエイシンアポロン。3歳勢のワン・ツー。
 3着が芝1,800mは1回しか経験がなく、それも6着と距離不足、休養明けのネヴァブションが最内から強襲。直線で外から追い込みをかけたペルーサはラスト34秒3というメンバー最速のタイムで力走しながら5着がやっと。ゲートでのミスが最後まで応えた印象です。
 3歳馬の優勝は先日惜しまれて亡くなったオグリキャップ(1988年)以来、実に22年ぶり9頭目の快挙。3歳馬の1、2着は52年ぶりというのですから、また新しく歴史に書き加えられることになりました。

 一方、同じ日に京都大賞典を制したメイショウベルーガ。2着オウケンブルースリ。ドリームフライトが大逃げを打って、速い流れの競馬になってしまいました。その流れを利した形で、メイショウベルーガが優勝。ゴール前で猛追したオウケンブルースリが半馬身差届かず。とくにオウケンは昨年のジャパンC以来。馬体重が22K増。やや急仕上げだということを音無調教師もコメントしていたので、この2着好走の意義は大きかったと思います。次走は楽しみです。