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Archive for 2011年10月14日

音無調教師が怒った毎日王冠のある出来事!

 「あれはないよな。あんな乗り方はないゾ!」と、検量室から出て来るなり怒り心頭の音無調教師。
 この日は、注目の天皇賞の前哨戦「毎日王冠」が行われました。人気は堀きゅう舎のエース級、ダークシャドウに安田記念を制したリアルインパクトの2頭。結局、1番人気はダークシャドウが2倍という圧倒的な人気。
 同型馬が不在でシルポートの単騎逃げ。東京コースということもあって、スローで展開することは誰の目にも明らかでした。
No1_5  予想通りシルポートの一人旅で、前半の1000m通過が61秒1という、なんと未勝利(翌日の未勝利が芝1800mで60秒4)よりも遅い流れ。これで後方にいた馬は絶望的でしたが、優勝したダークシャドウは出遅れたこともあって後方2番手。この位置から直線で馬込みの中に割って入って行き、あと1ハロンから前が開くと、ケタ違いの瞬発力で見事な差し切り勝ち。ラスト3ハロンが32秒7の破格の末脚。
 3番手で流れに乗ったリアルインパクトが、ゴール前で先頭に立ち、そのまま押し切る勢いでしたが惜しくも首差の2着。
No2_5  「ああ、あと3秒待てば良かったよ。あまりにも手応えが良すぎたから、勝負どころで一気に仕掛けて先頭に立ってしまった。あと3秒仕掛けを待てば・・」と悔やむ岩田騎手。
 ゴール寸前で外から鋭く追い込んだミッキードリーム。目下3連勝中という上がり馬の勢いを見せつけました。
 No3_3  このミッキードリームと同きゅう舎のダノンヨーヨー。宝塚記念で初めての2200mにもかかわらず、人気のルーラーシップと0秒1差で渡り合ったことを評価。私はこの馬に◎印。スローが予測される展開で、マイラーズSでは好位置を追走。しぶとく3着に食い込んだことから、前で対応してくるものと見ていたのですが、あまりにも最悪のポジションにガッカリ。2コーナーのところでは中団あたりにインから付けていたのですが、どうしたことかジジワジワと下げて行って、3コーナーでは最後方の消極策。4角をシンガリで回ってきたときは、さすがに外に出す時間はないとみるや、仕方なく馬込みの中に突入して、前の馬を掻き分けて前に出ようとしますが、ラスト3ハロンが33秒6という究極の決着。ゴール前では前が壁になり、まさに不完全燃焼の一戦でした。優勝したダークシャドウと0秒3差の接戦ゆえ、あまりにも残念なレース。
No4  検量室でパトロールフィルムを並んで見る音無調教師と北村友騎手。そのとき音無師の携帯が鳴り、終えたばかりの毎日王冠のダノンムローの走りについて説明している様子。
周りにも聞こえる声で話しています。「3、4コーナーをケツで回ってきて、上がりが33秒6では無理ですよね。本人には押してでもいいから中団くらいには付けろ、といっていたんですが・・」と音無師。
 そのとき馬具を片付けに来た北村友騎手が、音無師の背後にまでに接近。それに気づかぬ音無師は、騎乗ミスであったことを認めて平謝り。後ろでバツが悪そうな表情の北村友騎手。
 検量室から出てきた音無師。それを追って私が音無師に尋ねました。「今日は京都大賞典もありましたが、こっちだったんですね」と私。
 「そう、こっちは2頭出していたから確率がいいと思ってね」と、ジョーク混じりのコメントで返す音無師。
 「スローはわかっていたので、少し押してでもいいから前に付けて行け、と北村友には伝えておいたんですよ。そしたら3、4コーナーであんな位置だもの。上がり33秒台にどうやって対応するのよ。馬はみんな頑張って本当に良く仕上がっていたし、オーナーにも申し訳なくてね。いや最初は横山典君に頼もうと思っていたんだけど・・。まあ、北村友はクビだな。オーナーがどう判断するかだけどね、俺もあんな乗り方じゃ辛いよ・・」と、肩を落とす音無調教師。
 「今後の予定としては、マイルCS一本ですか」と私。
 「いや、今、考えているのは天皇賞に登録しようかなと思っているんですよ。ただ、賞金で除外になったらマイルCSだけどね」と音無師。
 カンパニーの夢を再びと、この秋のGI戦線に賭けていました。

それ行け康太!◎シルクフォーチュンの末脚悔しマイルCS南部杯

 今年のマイルCS南部杯(jpnGI)は、被災地の岩手競馬支援ということで、本来の盛岡競馬場から東京競馬場に舞台を移して開催。
 これにはJRAからトランセンド、エスポワールシチーなど、ダートのトップクラスが参戦。地方競馬サイドは盛岡と水沢から2頭。高知から2頭が出走。とはいえ、高速決着になりやすい東京競馬場の馬場コンディション。このひとつだけで地方馬には圧倒的に不利な条件でした。そうでなくとも、エスポワールシチー、トランセンドといった強力な先行馬が揃ってハイペース必至の展開。
 圧倒的な人気に推されたトランセンドは、3月のドバイ遠征以来、実に半年ぶりの実戦。世界を相手にしてきたトランセンドといっても過信は禁物だろうと判断して、末脚温存のタイプ、順調さの2点をもっとも重視。
 で、狙ったのがシルクフォーチュンとダノンカモン。なかでも私と抜群に相性がいいシルクフォーチュン。プロキオンSで◎に推して見事な直線一気の圧勝劇。大きな配当をプレゼントしてくれた馬です。前走の新潟のBSN賞はラスト34秒7の豪脚で首・半馬身差まで肉迫A_2 しながら惜しい3着。振り返れば過去4戦ともダートで、いずれも34秒台の芝並みの末脚を披露。このパンチ力が東京の高速馬場で必ず生きるはずだと確信。課題は距離のマイル戦でしたが、プロキオンSで勝ち星のなかった1400mで圧勝し、ビッシリ追っていれば驚愕の1分21秒台も期待できた時計から、以前に比べてもの凄く成長していると見て、マイル克服は十分可能と決断。本命に指名に推したのでした。
 さあ、レースは乗り替わったエウポワールシチーと松岡騎手のコンビが、ダッシュ良く主導権。これに遅れまいと藤田騎手のトランセンドが仕掛けて2番手を確保。これをマークする形で、内からバーディバーディとブラボーデイジー、そしてダノンカモン。私のシルクフォーチュンは1600mで追走が楽なのか、いつもより前の中団のインを追走。
B_2  快調に飛ばすエスポワールシチーを大名マークする形のトランセンドは、3角から気合を入れつつ追走。直後にダノンカモンが抜群の手応えで接近。半マイル通過が46秒1で1000m通過が57秒8。まさに芝並みの流れでした。
 直線でエスポワールシチーに並びかけて先頭に立ったトランセンドを、外から背後にいたダノンカモンがこれに並びかけて激しいデットヒート。一方で、シルクフォーチュンは直線に入り、インから大外に進路を変更して追撃態勢。並びかけたダノンカモンが一旦先頭に立ったそのとき、外から伸びてきたシルクフォーチュンのほうに、寄れる感じで外にモテれて(勢いが良すぎて先頭に立ったとたんにソラを使ってしまった。もったいなかったです・・福永騎手談)、その瞬間、またトランセンドがインから先頭。外から力強く伸びたシルク C_2 フォーチュンも最後はジワジワと詰める勢いに低下。結局、頭差でトランセンドが1分34秒8の好タイムで優勝。2着に惜しかったダノンカモン。追い込んだシルクフォーチュンは半馬身差の3着。
 「さすがに最後は脚が上がっていましたよ。これは距離のマイル戦だったからでしょうね。でも、この相手に1600mで良く走ってくれたと思います」とシルクフォーチュンの藤岡康太騎手。

 予想的には▲○◎で決着。3連複3610円。3連単8790円。惜しかったけど、まあ、良しとしましょう!(^^♪