小雨の中でスタートした土曜日の阪神競馬。ダート不良、芝が重。予報によれば日曜も曇り雨、だったようでしたが、芝は9レースからやや重→良馬場に回復。本当に天候を読むのは難しいです。
この日の阪神は「マーメイドS」で、過去7年続けて1番人気が馬券圏内から消えている波乱含みのレース。
私は馬場状態と、勢い、軽ハンデを買ってクリスマスキャロルを本命に指名。あん上の藤懸騎手は重賞レース初挑戦。これは大きな課題でしたが、前走の御室特別で見せたラスト32秒9という迫力。とくにゴール前のピッチ走法は強力な武器であり、それは取りも直さず道悪馬場も克服できると確信。
この日の1番人気のグルヴェイグは2連勝中。とくに直前の東京で見せた余裕の3馬身差は、明らかに本格化を思わせる内容でした。ただ、やや重馬場で1番人気に応えることができず、1000万の琵琶湖特別が7着。私には道悪馬場が大きな壁となって見えたのです。ゆえにグルヴェイブと同じ位置でヨーイドンだったらクリスマスキャロルで勝てると考えました。
ところが、肝心のスタートで挟まれて、最後方に大きく置かれる痛い不利。幸い予想通りアグネスワルツ、スマートシルエット、レジェンドブルーがペースを落とさず果敢に先行。しかも良馬場に発表になったとはいえ、内側を通ると4角あたりでも大きな泥が大きく跳ね上がる状態。外を通る馬がゴール前で一気に伸びて来るという、明らかに直線の内外の差は大きかったのです。
5、6番手を抜群の手応えで満を持していたグルヴェイグが、直線入り口でやや外に出すと、際立つ脚色で一気に突き抜けて2馬身差の圧勝劇。
私のクリスマスキャロルは4角でも後方。直ぐ前にいたメルヴェイユドールの外に追い上げて、さあこれからと言うときに、前を走るマイネエポナが急に外にフラつく仕種。これで不利を被ったメルヴェイユドール、その外にいたクリスマスキャロルも大きな不利を受けてしまいました。
結局、この一瞬の不利が痛く、態勢を整えて必死に追い上げたのですが、優勝したグルヴェイグに2馬身差水をあけられてしまいました。それでも、ゴール前の伸び脚は破格で2着クリスマスキャロルのラスト35秒4はメンバー最速。ようやく5歳にして本格化が窺えます。
一方、優勝したグルヴェイグはご存知、母が女傑エアグルーヴ。父は今や飛ぶ鳥を落とす勢いのディープインパクト。まさしく“ザ・サラブレッド”見本版です。この初重賞制覇をひとつの足掛かりとして、大きく羽ばたきそうな予感がしています。そして、それは秋のGIエリザベス女王杯の有力馬でもあるのです。
Archive for 2012年6月21日
雨のち晴れでも関係なし!破竹の勢いとはこういうことなんです!!
ネコパンチがオルフェーヴルに勝ったら天変地異の前触れなんて物騒なことを言う輩!
「競馬には絶対ないということはわかっているけど、ネコパンチがオルフェーヴルに勝つなんてことは、絶対ありえんぞ。そうだ絶対だ!もし、勝ったら恐ろしい天変地異の前触れってことだろう。絶対ありえんけどね」と、物騒な発言をする競馬通がいます。
いよいよ来週に迫って来た今年前半の総決算、グランプリ「宝塚記念」が、6月24日阪神競馬場で行われます。
3冠馬で有馬記念を制して、古馬の代表格にノシ上がったオルフェーヴルを、筆頭に初めてオルフェーヴルに天皇賞で先着した同期のウインバリアシオン。昨年の宝塚記念優勝馬アーネストリー。昨年の宝塚記念3着で有馬記念2着のダービー馬エイシンフラッシュ。
AJCCを圧勝して、遠征した香港ではクイーンエリザベスⅡ世Cを独走した大器ルーラーシップ。連戦連勝で中山金杯、中山記念まで制したフェデラリスト。昨年暮れの有馬記念3着、休養明けの鳴尾記念快勝のトゥザグローリー。昨秋のジャパンC4着のトレイルブレイザー。オークス優勝のホエールキャプチャ。凄い豪華メンバーです。
この顔ぶれにカワキタコマンドとは悪い冗談のような馬も登録。同じきゅう舎のスマイルジャックは路線変更?不振に苦しむモンテクリスエスも登録してきましたが、日経賞で事件的快走を見せたネコパンチが、またまた日経賞の再現を目論んで登録。
考えてみれば、ウインバリアシオン、ルーラーシップを3馬身半もちぎり捨てるワンサイドレース。今年の万葉Sで先頭から5秒1も離され、日経賞直前のダイヤモンドSが2秒1も離されたブービー15着。もうどうしようもない馬が古馬のトップクラスを相手に独走。春の嵐、中山3・24の奇跡とさえ言われているのです。
一方、競馬ファンなら誰でも知っている日本競馬の頂点に立つ東の横綱オルフェーヴル。単勝1倍台という1本人気に推された阪神大賞典、1周目の3コーナーで逸走するという信じられない珍事。汚名返上となるはずだった天皇賞で11着。天皇賞直前の追い切りで阪神大賞典よりもいい状態だと語っていた関係者、マスコミ関係者は一様に首を捻るばかり。
今回は再び池添騎手で宝塚記念。私は彼、池添騎手のためにもこれでいいのか・・とも思います。それでもネコパンチにはどうあっても負けない、という確信のようなものがありますが、梅雨時でもあり何が起きるかわからないのが競馬。果たして池添オルフェーヴルはどう乗り切って来るのでしょうか?
良馬場であればショウナンマイティの強烈な破壊力が、トップクラス相手にどれだけ通用するのか、私個人的には楽しみにしています。
