
後で考えてみると、中団のインにはホッコーブレーヴ、フェノーメノ、ウインバリアシオンという順で並んでいたことが、結果に大きく結びつくのですが、この時点ではまだ私の脳裏にはありませんでした。
そして、後方にはタニノエポレット、その後ろにキズナ。少し離れて最後方をゴールドシップ。
1周目の1コーナーで逃げるサトノノブレスの外にアスカクリチャンが顔を覗かせて来ました。3番手にヒットザターゲット。ここからやや離れてラストインパクトが進出。
中団のインにフェノーメノ。ホッコーブレーヴが直後にいて、ウインバリアシオンは後方5番手に下がります。その後方にキズナ、ゴールドシップは相変わらず。
3角手前の1マイル標識が1分37秒6を計時。やや遅い流れで流れて行きます。そして、2000m通過が2分3秒4と、1ハロンが13秒近いペースにまたペースダウン。
そして、坂を上って下る3コーナーでもポジションの大きな変動はなく、坂を下ったあたりから徐々に動きが出てきました。


インピッタリと走るサトノノブレスの近くまでジンワリと外に出したフェノーメノが接近。これを見て外からウインバリアシオンが進撃態勢。キズナも外から前との差を縮めにかかろうと外から追い出し体勢。
4コーナーをまわり直線は、内にサトノノブレスがしぶとく粘り、それを捉えようとラストインパクト。その外から早くもフェノーメノが馬場の中ほどから先頭に並びかけて行く構え。それを見てウインバリアシオンが外から追い出しをかけます。それに続こうとする大外のキズナ。その後ろにゴールドシップ。フェーノメと外からウインバリアシオンがグイグイと伸びて来ます。大外からキズナ。そのときでした。中団のインにいたホッコーブレーヴが外に出し、キズナに並びかけて行きます。
フェノーメノ、ウインバリアシオンの叩き合いに、ホッコーブレーヴが加わって、キズナはやや脚色に鋭さがありません。ゴール前は3頭並んでドッと入りました。優勝はフェノーメノ。2着が辛くもウインバリアシオンでハナ差ホッコーブレーヴを抑えて2着。3着とはいえホッコーブレーヴの脚が際立ち、ゴール板前を過ぎて先頭でした。キズナは4着。ゴールドシップは7着。



レース前にウインバリアシオンのシュタルケ騎手が、落馬負傷で武幸四郎騎手にチェンジというアクシデントがありましたが、幸四郎騎手は兄の騎乗するキズナをマークしながら、彼なりによく騎乗していたと思います。
ホッコーブレーヴに差し込まれたキズナは距離が応えた印象。ゴールドシップはいつもスタートがカギですね。それに高速馬場は疑問です。
2連覇を決めたフェノーメノ。疲労を考慮して宝塚記念を使わず、秋に備えるというスケジュール。こういった調教師の英断も連覇の陰にあるようです。
