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Archive for 2014年11月27日

高速決着でインを強襲した岩田Jがゴール前の離れ業!!

009 絶好の好天に恵まれた京都競馬場。この日は秋のマイル王決定戦、31回「マイルチャンピオンシップ」が、芝1600mに17頭が集結しました。

3歳馬ミッキーアイルにとって初めての古馬相手のGI。それでも、京都は3戦3勝とファンはその潜在的なスピードを支持して1番人気。

ところが、15番枠という外枠。仮に主導権をとったとしても、NHKマイルCではゴール前が大接戦。2番手追走したホウライアキコが5着で、ミッキーアイルと、わずか0秒1差。その内容から古馬相手の今回はかなり厳しいだろうと私は推察。

2番人気のトーセンラーは昨年の優勝馬ですが、当時の5歳時の勢いがどうしても感じられませんでした。 そこで、私はワールドエースに胸をときめかせていました。なんといっても、春のマイラーズCで長期休養明け2戦目ながら、なんと好位からアッサリ抜け出してフィエロ以下を圧倒。1分31秒4のレコードで駆け抜けた内容が決め手でした。前走の毎日王冠は出遅れ、直線のロスと不利が重なったことが敗因と考えた私は、毎日王冠の13着で人気が下がるだろうし、これは妙味と、ほくそ笑んでいたのでした。

で、マイルCSは様々な思いを背負いながらスタートを切りました。注目のミッキーアイルが好スタート。ところが、最内から強引に主導権を奪いに出たのがホウライアキコ。何が何でも行くぞ!という気配にミッキーアイルの浜中騎手は2番手で妥協。

外からサンレイレーザー、内枠のグランデッツァ、ダイワマッジョーレも好位置に押し上げてきました。中団のインにはフィエロ。外にロゴタイプがいます。

そしてレッドアリオンの後ろにスタートで出遅れたワールドエースが、引っ掛かり気味に上がってきました。同じ位置にはダノンシャーク。落ち着きがあり気持ちよく内を追走しています。その後ろに外にグランプリボス、内にエキストラエンド。トーセンラーはその直後のイン。エクセラントカーヴは最後方。

ホウライアキコの逃げで前半の3ハロンが33秒7、半マイルが45秒3と厳しい流れで流れて行きます。 勝負どころの4コーナーでミッキーアイルがスパート。グランデッツァ、サンレイレーザー、ダイワマッジョーレが続きます。そのとき先行馬の直後に迫っていたフィエロが抜群の手応えで迫って来ました。そして、ミッキーアイルをフィエロが一気に仕掛けて、あっという間に並びかけると、容赦なく突き放しにかかります。外から伸びてきたのがグランデッツァ。

001002 と、そのときでした。内から迫っていたダノンシャークが、岩田騎手のアクションに応えて肉薄。進路を最内に取るとそこから爆発的な末脚でフィエロに内から並びかけて先頭。ところがフィエロもここから勝負強さを発揮して、再び先頭を奪い返しにかかります。ゴール前は2頭の激しいデッドヒート。3番手のグランデッツァが少し遅れます。

003004005006007 両馬の争いはゴールに入るまで続き2頭がピッタリ並んでゴールイン。写真判定はダノンシャークがハナ差勝ち。昨年3着(福永騎手騎乗)の雪辱を、岩田騎手で成し遂げました。

岩田騎手はゴールに入る寸前で、自分の持っている手綱を前に出す瞬間に、一瞬、離したようにも見えます。競走馬のアクションを利用して、手綱を緩めるように離すと、反動でグンと前に出るのですが、かなり高等テクニック。あのシャダイカグラの武豊騎手、その父の邦彦師がロングエースで、ここ一番、同じように披露したことがありました。岩田騎手ならではの高等技術。見事でした。

3着にグランデッツァ。トーセンラーが4着。注目していたワールドエースは8着。勝ち馬から0秒6差。3着と0秒4差。スタートの出負け、一気に巻き返そうと仕掛けたぶん引っ掛かり気味になったこと。直線のゴチャついたところに入る不利。あまりにもブドー騎手の甘さにガッカリ。そんな今年のマイルチャンピオンシップでした。

008

高速馬場では枠順が大きくモノをいった女王杯!!

010 顔触れから強力な逃げ馬が不在の「エリザベス女王杯」。おそらくヴィルシーナがヴィクトリアマイルのときのように、楽に主導権を取って一人旅に持ち込むのだろう。流れは明らかにスロー。私はそう考えて今年のエリザベス女王杯の推理を考察しました。

京都の馬場は雨でもない限り、少しでも経済コースを走れる馬が有利。だとすると内枠の馬たちはプラスアルファをして考えなくてはいけない、私そう読んでいたのです。

また、エリザベス女王杯は過去の歴史が物語るように、3歳馬が圧倒的に有利。昨年がいい例で、上位5頭のうち4頭が3歳馬。この傾向は秋華賞レコードだった今年も強いと推察。秋華賞と同じく◎ショウナンパンドラ〇ヌーヴォレコルトの3歳馬で、4歳▲ラキシスという順になったのです。

「何が何でも今回は行く」とばかりに、ステッキを入れてサンシャインが主導権を主張したので、仕方なくヴィルシーナが2番手。遅い流れを意識していたのか2番人気のメイショウマンボが3番手。秋華賞の二の舞いは踏むまいと、1番人気のヌーヴォレコルトが5番枠と言うこともあってか4番手の正攻法。これをキャトルフィーユ、ホエールキャプチャ、その真後ろにインをラキシス。その1頭置いてフーラブライト。後方には折り合い重視したショウナンパンドラ、外にディアデラマドレ。離れた最後方にポツンとアロマティコ。

001002 前半3ハロン35秒4、1000m通過が60秒3。超スローではないもののゆったりとした流れ。先頭のサンシャインとヴィルシーナが3番手以下を離し気味に先行。第二グループはメイショウマンボを先頭に、ヌーヴォレコルト、直後にキャトルフィーユ、ラキシスが内ラチ沿い。これらが列車のように続いて行きます。その後ろにはフーラブライトで直後にショウナンパンドラ。並んで外にディアデラマドレ。

さあ、勝負どころの4コーナー。3番手にいた内からヌーヴォレコルト、外にメイショウマンボが仕掛け気味に動いてきました。これを見てキャトルフィーユ、直後のラキシスも接近。後方からインを通るフーラブライト、その後ろからショウナンパンドラとディアデラマドレが並んで前を追撃開始。

直線は内から一気に抜け出したヌーヴォレコルト。ここでメイショウマンボは息切れ。キャトルフィーユとその後ろからラキシスが猛然と追い上げてきます。直線外をディアデラマドレと、うまく外に出したショウナンパンドラが切れ味勝負。

ラスト3ハロンが11秒5-11秒3-11秒3。ラスト34秒1の争い。外をまわった後方一気のタイプには絶望的な展開。

003005 直線内から飛び出したヌーヴォレコルト。岩田騎手の独特のアクションが目立ちます。そのアクション以上に激しい追い方でグングンと詰め寄ってきたのが川田・ラキシス。ゴール前100mで先頭に並びかけました。とはいえ、ヌーヴォレコルトもクラシック馬としての意地。懸命に盛り返します。外にラキシス、内はヌーヴォレコルト。2頭の激しいデッドヒート。3歳VS4歳の息詰まる死闘。結果は外のラキシスに軍配。クビ差でした。

逃げたサンシャンを除いて、1着から10着までがラスト33秒台の末脚比べ。ということは前に行っている馬も33秒台。物理的に届きません。

006007 それゆえ、ディアデラマドレのラスト最速の33秒1で3着は、外をまわったもので実に優秀です。同様に私の期待したショウナンパンドラも4角で内からサッと外側に出し、ラスト33秒3懸命に浜中騎手も追ったのですが僅差の6着。やはり、こうした展開ではポジション、枠順の有利不利は大きかった気がしました。

ちなみに、ディアデラマドレ以外の上位陣のゼッケンは、1・5・2・3番。内枠の馬で決着。是非、来年の参考にして下さい。

008 009