ところが、先行馬はスローにもかかわらず、4コーナーあたりから手応えが怪しくなり、直線は総崩れ状態。先手を取ってマイペースで逃げたオトコギイッポン、好位置にいて最後まで抵抗を見せていたダノンリバティも坂上でギブアップ気味。
ほぼ同時でした。後続の有力馬がヨーイドン的にゴールを目指し殺到してきました。外に出したブラックバゴ、その外からベルーフ。勝負ところで置かれたクルーガーも、後方から進路を探していたソールインパクトと並んで鋭く前に迫ります。この2頭はお互い直線で接触するような不利。


それは激しいデッドヒートでした。最内に突っ込んだクルーガー。その外にソールインパクト。外にはブラックバゴで、大外が真一文字に追い込みをかけたベルーフ。
結果はそのベルーフが優勝。惜しいかなブラックバゴがハナ差2着。ゴール前の脚が際立っていたクルーガーがクビ差で3着。少し遅れたとはいえソールインパクトがハナ差で4着。まさに大劇戦となりました。
好ポジションを占めたクラージュシチーは、4コーナーで先行馬を射程圏に入れながら前に脚が出ず8着と敗退。中山2000mの1番枠の難しさと同時に、菱田騎手も勉強しなくてはなりません。菊花賞、有馬記念と調教師の方々が応援している若手の期待ジョッキーなのですから。
ベルーフは注目のハービンジャー産駒で、母がステイゴールドの妹レクレドール。4戦3勝。文句なしのクラシック候補です。
また、ブラックバゴは走法が大きく広い東京向きの印象があります。母の父、ブルードメアがステイゴールドです。
そして、私の◎クルーガーは素晴らしいガッツがあります。勝負ところの3コーナー過ぎでゴチャつき、そのあおりで後方まで下がりながら、直線苦しいところから伸びて来ました。素晴らしいガッツの持ち主です。1勝馬なので早く権利を取ることが求められます。

同じくソールインパクトも1勝馬で、ゴール前の末脚は上位馬と遜色なし。今回で6戦目、これも早く2勝目が欲しいところです。
