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Archive for 2015年12月11日

ラスト37秒9!過去最も遅い決着に牝馬台頭のドラマ!!

009   今年最後の砂の王座決定戦「チャンピオンズカップ」は、伏兵の牝馬サンビスタがゴール前で力強く抜け出し快勝。

サンビスタは12番人気と評価は薄かったのですが、中団の内々を追走し、直線抜け出したホッコータルマエを、外から並ぶところなく捉えてGI初制覇。牝馬では初めてのチャンピオンズCの優勝。歴史的瞬間でした。

サンビスタは直前の大井競馬場、JBCレディスクラシックに出走。絶好のポジションからホワイトフーガの2着。牝馬相手に5馬身差も離された内容に騎乗した岩田騎手も肩を落としていました。

それゆえ牡馬のトップクラスが揃ったチャンピオンズCにおいて、定量戦で快勝するとは衝撃的でした。

どうしてそんな結果を生んだのでしょうか。振り返ってみましょう。1番人気はJBCクラシックを圧勝したコパノリッキー。ここにコーリンベリーが参戦。こちらはダート1200mで持ち前のダッシュ力を生かして、そのまま押し切るタイプ。今回も主導権を取って行くだろう、でないと出走した意味がない!私はそう考えました。

001 003 004 ところが、一番のスタートで飛び出しながら、内からじんわりとコパノリッキーが来ると、松山騎手はどうしたのか手綱を絞って控えます。何故?おそらく武豊騎手のコパノリッキーに遠慮したと、私は考えました。「どうせ勝てないのだから、邪魔をするのはやめよう!」そんな思いが松山騎手にあったとしても不思議はありません。 それを見た外のクリノスターオーが一気に浮上。並んで先頭に立ちかけそうな勢い。さらに、その外から香港のガンピットのバートン騎手がシゴいて先行態勢。ホッコータルマエはコパノリッキーが目標で好位置をキープ。いつでもスパートできる態勢。

  前半3ハロン35秒5、過去10年で最速のラップ。半マイル48秒0、厳しい流れとなりました。3コーナーで外からコパノリッキーの外にクリノスターオー、その外からホッコータルマエが並びかけて来ました。ホッコータルマエの幸騎手はコパノリッキー1頭に目標を絞っていて、早めにリッキーにプレッシャーをかけに出ました。 サンビスタは中団内々で、離れた後方にはロワジャルダン、その後ろが4連勝中の3番人気のノンコノユメ。さらに最後方が5番人気サウンドトゥルー。

005 4コーナーを先頭でまわったコパノリッキー。それに外から続くホッコータルマエ。好位に上がって来たローマンレジェンド。その背後に続いたサンビスタ。ここから外に進路を取ります。

  010 007 最後方からインのラチ沿いにノンコノユメ。最後方のサウンドトゥルーは内からコースを横切る形で大外に出しました。すぐ前にはロワジャルダン。

008 直線中程でコパノリッキーを捉えたホッコータルマエが先頭に立ちかけましたが、すぐ外から鋭い伸び脚でサンビスタ。D・デムーロ騎手のステッキに応えて、ホッコータルマエを並ぶところなく捉えて一気に先頭。力強くデムーロ騎手のガッツポーズと共に、栄光のゴールを駆け抜けていきました。

006 最内を猛然と追い込んだノンコノユメが2着。大外からケタ違いの伸び脚を見せたサウンドトゥルーが3着。これにロワジャルダンが続きました。

ホッコータルマエが5着で、コパノリッキーは7着。1、2番人気馬は共倒れになった印象です。コパノリッキーは外から終始プレッシャーをかけられた状態。さすがに最後はアップアップでした。

それにしても、前半のペースが1800mに変わった過去7年で最速なのに、勝ちタイムの1分50秒4は物足りません。チャンピオンズCは昨年から中京競馬場に移動。新たなデータがこれから蓄積されますが、GIとしては、考えたよりやや平凡なタイム、ラスト37秒9に牝馬サンビスタの快走があったような気がします。

ハンデ戦並みのJC!まだまだ出て来る魅力のパンドラの箱!!

001 002 4歳牝馬ショウナンパンドラが牡馬のトップクラスを相手に見事な末脚を披露。ゴール前で一気に差し込み念願のGI「ジャパンカップ」を制覇しました!

この日、4番人気に推されたショウナンパンドラ。1番人気のラブリーデイを前に見て中団の外目を追走。直線でラブリーデイが仕掛けたのを確認すると、外のサウンズオブアースの内からグイグイと伸びて、最内から伸びたラストインパクトも捉えて優勝。

一昨年の優勝馬ジェンティルドンナに続き牝馬8勝目の偉業でした。ジャパンCはディープインパクトから破竹の10連勝を達成。

一方で、池添騎手は4度目の挑戦で念願のジャパンC初優勝。3年前、1番人気のオルフェーヴルに騎乗。直線内のジェンティルドンナに弾き飛ばされて、ハナ差2着に敗れ悔し涙を流した池添騎手。そのときの思いが過ったのか、涙とともに封印していた喜びを前面に出し、スタンドのファン、検量室前でも感激のパフォーマンスを披露。

004 レースは外から大逃げの手に出たカレンミロティック。これに続いてアドマイヤデウス。そしてカレンミロティックは2番手以下を引き離しにかかります。3番手に入れ込み気味のドイツ馬イトウ。直後にフランスの凱旋門賞5着馬イラプト。これをマークする形で内からラブリーデイ。後ろには外にサウンズオブアース。これにピッタリとショウナンパンドラ、内から並ぶミッキークイーン。中団内々を進むラストインパクト。後方インをジャングルクルーズ。2番人気のゴールドシップは後方2番手。

003 005007006 前半の5ハロンが59秒3。少し時計を要するコンディション。半分の1200m通過が1分11秒6。ハイペースではありませんが、比較的緩みない流れです。

3コーナーで大きく引き離して逃げるカレンミロティック。2番手のアドマイヤデウスからまた離れてイトウ以下が続きます。

4コーナーで好位に進出した内からイラプトに並んだラブリーデイ、その外にサウンズオブアース。並ぶペルーサに一番外から並びかける捲り気味に進出したゴールドシップ。

その後には内からラストインパクト、並びかけたショウナンパンドラとミッキークイーン。後ろにジャングルクルーズ。

直線カレンミロティックを捉えたラブリーデイが先頭に立ちます。最内にはラストインパクト。これを追ってサウンズオブアース。その内からショウナンパンドラが迫って来ました。

008 そして先頭に立ったラブリーデイに内からラストインパクトが迫ります。外からショウナンパンドラとサウンズオブアースが急追。内のラストインパクトが一瞬先頭に立ったようにも見えましたが、ラブリーデイの外から伸びたショウナンパンドラの末脚が優り、栄光のゴールに真っ先に駆け抜けて行きました。

内のラストインパクトがクビ差2着。クビ差でラブリーデイ。ゴールドシップは10着に敗退。とはいえラストランの有馬記念に向けて2分25秒1、ラスト34秒5。悪くない内容です。

私の期待馬サウンズオブアースが5着。1コーナーでゴチャつき外から来たイトウと接触。少しかかり気味になってしまいました。それでも勝ち馬とわずか0秒3差。有馬記念では逆転可能な内容です。もっとも、勝ち馬から15着のカレンミロティックまで0秒6差。ハンデ戦並みのジャパンカップでした。

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